ふたりを同時に見るのは大変で、外出時は周囲にとても気を使う。どうしたらいい?
我が家は男の子と女の子の二卵性のふたごです。今は3歳になりますが、1歳半から2歳くらいの頃につらい経験があり、その頃が一番大変でした。
2人を連れて公園に行ったとき、娘を見ている間に息子が他の子どもとトラブルを起こしてしまったのです。私は娘と砂場にいて、息子は滑り台にいたのですが、そこで他の子ともめたようで相手の子が泣き出してしまいました。私は息子が何かやってしまったんだなと思い、相手の親子に息子とともに謝りに行ったのですが、相手のママに、「近づかないで。うちの子怖がっているから。2人を見られないんだったら家にいればいいのに。」と言われてしまいました。
それ以来、誰もいない朝の早い時間に公園に行き、人が来たら帰るという生活をしていました。息子が知らない子にもすぐ手を出してしまうことも怖く、そのようにしました。
ふたごを連れてのお出かけは、やはり周囲に気を使います。
(3歳のふたごの男の子と女の子をもつママより)
ひとりで頑張ろうとせず、助けを求めて
回答:布施 晴美さん 朝早くに公園に行ったりと、本当に頑張られたなと思います。 「2人を見られないんだったら連れてこないで」という話はたまに聞くことがあります。しかし、ふたごのママというのは、2人を見られないということですごく頑張ろうとし、遠慮をして、周りにも気を使っています。そのため、「私が2人を見られないから・・・」と外に出ていくことを諦めてしまいがちです。しかしそうではなく、頑張って外に出て行ってみてください。 子育て支援センターや広場に出向き、そこでヘルプを求めていいんです。「1人でなんでも頑張ろう」ではなく、助けを求めてみてください。そういった場所で「ふたごなんです」と話せば、「ふたごのお母さんだから、今あっちのお子さんに手がかかって、こっちの子は見られないのね」と、理解し手助けしてくれる人もいるはずです。
多胎児支援サークルなども活用して
回答:安藤 寿康さん ふたごの子育ての、基本的な悩みは共通しています。そして、ふたごの子育てというのは長い歴史があり、先輩ママ・パパたちによってノウハウは蓄積されています。ノウハウの共有のために、多胎児支援サークルやインターネットなどでグループを作っているところもあります。そういったところに相談すれば、「それだったらこういうふうに」と教えてくれるルートがあります。 しかし、私たちの調査によると、多胎支援サークルにつながっているふたご家庭というのは、3割ほどしかいません。地域のコミュニティにもそういったサークルがあるので、ぜひ参加してみてください。そういったところで情報を積極的に集めることで、仲間が増えたり、悩みを解消するヒントを得ることができますよ。
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