わが子に合った習いごとを選ぶには?
娘は5か月のころから乳幼児教室へ通っています。
人の気持ちがわかるような優しい子に育ってほしいと思っていたところ、そのような子に育てるには、周りの気持ちを理解できるような脳を育てることがとても大事だと知り、乳幼児教室に通わせています。
しかし、娘はあんよも始まっていない時期から、階段をよじ登ったり、すべり台の坂を反対から登ったりと体を動かすことが大好きです。そんな娘を見ていると、体を動かすことが好きなのかなと感じるので、体を動かすような習いごとをさせるのがいいのかと悩んでいます。
わが子にあった習いごとはどのように選べばいいのでしょうか?
(11か月の女の子をもつママより)
適性を見極めるにはまだ早い
回答:遠藤 利彦さん ハイハイをする時期は、自力で移動できる範囲が限られているため、お子さんの知る世界はせまいです。そのような時期に、習いごとへの適性を見極めるにはまだ早いかと思います。 お子さんが自力で歩けるようになってくれば、世界も広がり、自分にとって楽しいものを発見できるようになります。
子どもが“やりたい”と思うことを存分にできるところを選ぶ
回答:大豆生田 啓友さん 子どもの「やりたいこと」を思いっきりできるということは、世の中の一番大事なことを学ぶことに繋がります。他の人からさせられてすることが多いと、自発的にやらないようになってしまいます。 習いごとは、子どもが主体的に“やりたい”と思うことを、存分にできるところがいいのではないかと思います。
3歳までに脳が育つとよく聞くのですが、どういうことなのでしょうか?
3歳までに脳が育つというのは、学ぶための準備ができるということ
回答:遠藤 利彦さん 3歳までに脳が育つというのは、脳の重さなど基本的な基盤ができるということ、つまり、学ぶための準備ができるということです。脳の機能や働きが完成するわけではありません。 子どもの脳は、3歳までに大人の脳の80%くらいの重さ、6歳ぐらいになると大人の脳の90%くらいの重さになります。 子どもが自発的にいろんな遊びに夢中になる中で、脳はさまざまなものを蓄えて、学んで、そして、機能的に働くようになるのだと考えてください。
子どもがいろんな習いごとをやりたがる…なるべくやらせてあげたほうがいい?
すくすくポイント
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