「デパートで子どもを怒鳴りながら、オムツ替えをしている親子」、「1歳を過ぎたのに、子どもに歯磨きをさせていないママ」など、「大丈夫かな?」と気になることがあります。そのママが大変なのも分かるので、声をかけたほうがいいのか迷います。今後、気になる親子に出会ったときは、どのようにつきあっていけばいいのでしょうか?
日常会話の中で育児方針などを話し合える関係を作る
回答:汐見 稔幸さん 相手が知っている方なら、日常会話の中で、育児方針などを話し合えるような関係を作るように心がけてください。 家庭にはそれぞれの育児方針があるため、「気になること」は出てくると思います。そのようなときは、「そうするよりも、こうした方がいいよ」と自分の育児方針を押し付けるのではなく、「どうしてそうしているの?」「うちではこうしているよ」と会話の中で、育児方針を自然に話すようにするといいですよ。
「労り」と「ねぎらい」の気持ちをもって声かけを
回答:倉石 哲也さん ちょっと気になる親子に声をかけるときに、声をかける側にその親子に対する「労り」と「ねぎらい」の気持ちがあれば、どんな声かけをしても伝わります。「大丈夫ですか?」「大変ですね」などのひとことが大切です。 また、そういう親子を見かけても、いつも必ず声をかけられるとは限らないので、声をかけられなくても自分を責めないこと。「気にしている」ということ自体は大切で正しいことだと考えましょう。
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