きょうだいの有無は子どもの性格や能力に影響がある?
一人っ子は「わがままになる」「子どもらしさがなくなる」とよく言われます。きょうだいの有無は子どもの性格や能力に影響があるのでしょうか?
きょうだいがいると異年齢の子どもと関わりやすい
回答:遠藤 利彦さん 科学的に、きょうだいの有無が、子どもの性格や能力に影響を及ぼすというはっきりとしたデータは出ていません。 ただ、きょうだいがいることで、異年齢の子どもとの関わり(=「ナナメの関係」)を持ちやすくなり、多様な人間関係を家庭内で経験することができます。 <「ナナメの関係」とは> 異年齢の子どもとの関係。 年上の子からすると、「年下の子への思いやりを身に付けるようになる」、年下の子からすると「年上の子への憧れを持つようになる」など、同年齢の友だちや親からは経験できないことが、異年齢の子どもとの関わりから経験できる。 一人っ子の子どもは、幼稚園や公園などで積極的に異年齢の子どもと関わり、「ナナメの関係」を充分に持つように心がけていけば、そこで社会性が養われていきますので、きょうだいがいなくても大丈夫ですよ。
まわりの人の意見をそのまま受け入れすぎないように
回答:大日向 雅美さん 周囲の人は、さまざまなことを言います。中には悪意なく「よかれ」と思って言ってくれることでも、言われる側からしたら、心が傷つく場合もあります。 心が傷つく場合は、その一言(情報)が自分には合わない価値観だと受け止め、心の中で情報を整理すると良いですよ。傷つきながらも、ひとつひとつ強くなっていきましょう。
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