暑い季節は熱中症が心配です。また屋外で遊ぶときはその他にどんなことに気をつけたらいいですか?
熱中症予防は意識して一定の間隔で水分補給を!
回答:加部一彦さん 子どもの熱中症はとても危険です。子どもは大人よりも脱水しやすいので、たくさんの水分が必要になります。また体温の調節がうまくいかない場合は夕方から熱を出すこともあります。 子どもは夢中で遊んでいると自分でのどの渇きを訴えることも少ないので、大人が意識をして、一定の間隔で水分を与えるようにしてください。その他、なるべく日陰に入ったり、紫外線対策として帽子や服装にも気をつけたりするなど、熱中症予防に気を配りましょう。 【外遊びで起こりやすいケガと対処法】 ・すり傷、切り傷 傷口をきれいに洗い流し、血が出ている場合は止血する ・転倒・転落による打撲、ねんざ 無理に動かさずに痛がっているところを確認し、早めに病院へ 【ケガ予防のために知っておくべきポイント】 ・発達段階による傾向 乳児は何でも口に入れる、幼児は頭が重く頭から転倒しやすい、など発達段階に応じた傾向を 知っておく ・子どもの性格による傾向 「高いところから飛び降りるのが好き」など、わが子の興味や行動パターンを知っておく
山や海では地元の人からも情報収集を
回答:中山康夫さん 山や海などに遠出したときは、基本的にひと気のない場所には行かないようにしましょう。また地元の人が行かないようなところも何か危険がある場合が多いようです。安全な場所かどうか、地元の人に確認しましょう。 自然豊かな場所に行くときは、服装にも注意してください。長袖と長ズボンで肌の露出を減らし、特にズボンは蚊やダニなどの侵入を防ぐためにも裾が詰まったものを着用しましょう。 【外遊びで注意すべき生きものや植物】 ●スズメバチ ・人の汗の甘いにおいに寄ってくるので、追い払わず、動かないこと。 ・黒いものを刺す傾向があるので、帽子で髪をかくし、黒い服装を避ける。 ●セアカゴケグモ おなかに赤やオレンジの模様があるクモ。毒があり危険。 ●アマガエル 体から出る粘液に毒があるので、触ったら手を洗う。 ※その他にヘビ、ムカデ、毛虫など。また植物ではウルシにも注意しましょう
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