どこでもできる外遊びを教えて
近所に公園はありますが、遊具があまりありません。遊具を使わなくても子どもと楽しめる遊び方を教えてください。
子どもにとって自然そのものがおもちゃ
回答:中山康夫さん 遊具がなくても、子どもにとっては小石や小枝、木の実や木の葉などの身近な自然がどれもステキな宝物で、そこからいろいろな遊びが生まれます。身近な公園でも楽しめる、自然のものを使った遊びをいくつかご紹介します。 【五感おみくじ】 「丸い自然物を見つけよう」、「においのする自然のものを見つけよう」などの課題を書いたおみくじを用意して、引き当てた課題を子どもに挑戦させます。 ※空き箱の中に折り紙のおみくじを入れたり、また何もなくても口頭で課題を出して会話を楽しみながらやってもOK! 「おみくじ」のワクワクする感覚と、子どもの五感を刺激することで、自然と仲良くなれるところがポイントです。大切なのは、子どもが探してきたものをたっぷりほめてあげること。たとえば丸いものを探す課題では、丸い切り株を見つける子もいれば、葉っぱの虫くいの丸い穴を見つける子もいて、そのどれもが正解です。だから思い切りほめることができます。子どもは自分のしたことを認められると自信がつき、親子のコミュニケーションにも役立ちます。 【木のこすり絵】 木の幹に紙を当てて上からクレヨンでこすり、ヨモギの葉などで色をつけます。木の種類によってさまざまな模様が楽しめます。 【自然のもので絵をつくろう】 地面をキャンパスに見立てて、葉っぱや小枝を使って自由に絵を描きます。 【触らないでアリを捕まえよう】 カップを使い、手を使わずアリを傷つけないように捕まえます。捕まえたアリは自然に返しましょう。
自然の中での体験学習は子どもの発達にも大切
回答:加部一彦さん 外遊びは子どもたちの好奇心を大いに刺激します。時間の経つのも忘れて夢中で遊びますよね。こうした外遊びでの体験学習は子どもの発達にもとてもいいですね。
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