娘が最近食べ物で遊んでしまうため困っています。口に飲み物を入れて「ぶくぶく」してしまうのです。
「ぶくぶく」をし始めたころは、そのうちやめるだろうと思い、あまり注意をしませんでした。しかし、保育園でお友達がマネをしていると聞き反省し、注意をするようにしています。
以前教育系の雑誌で、「3歳まではキツく怒られても、怒った人を怖いと思うだけで頭に入りません。優しく言いましょう。」という内容の記事を読みました。
そのため、なるべくキツく言わないよう心がけていますが、注意しなければならないことが何回も続くとき、自分に時間的な余裕がないとき、仕事で疲れているときなどは、感情的にキツく叱ってしまいます。
2歳を過ぎた今の年齢で、キツく叱ってもいいのでしょうか。また、しつけは何歳からどのように始めていけばいいのでしょうか。
(2歳2か月の女の子をもつママより)
「やっていいとき」と「やってはいけないとき」を繰り返し教えることが大事
回答:大日向 雅美さん 子どもにとって水や飲み物を「ぶくぶく」することは楽しいことです。 しかも、「ぶくぶく」は歯を磨くときのように「やっていいとき」と、食事中のように「やってはいけないとき」の2つの場合があるため、子どもに伝えるのは難しいところです。 しかし、TPOを分けることは大切です。 「やっていいとき」と「やってはいけないとき」を叱るのではなく、教えてあげてください。 教えてすぐに効果はでないため、食事の度に繰り返し伝え、子どもを諭してあげましょう。 このようなしつけは、「いつから始めればいい」ということはありません。 極端なことを言えば、お腹の中にいるときからしつけは始まっています。 家族で話しているときに、どんなリズム、どんなトーンで話しているのかといったことは、お腹の赤ちゃんにすべて伝わっているのです。 したがって、「食事のときは“ぶくぶく”はマナー違反」ということを、小さいときから繰り返し子どもに言ってあげましょう。 これは、叱るということではないと考えたいですね。
しつけは早い段階から始まるもの
回答:遠藤 利彦さん 例えば、ハイハイを始めた子どもが、目の前のアイロンに向かっていった場合、背後にいる両親は「絶対にそんな所に行っちゃダメ」と強く言いますよね。 この段階からしつけは始まっているのです。 つまり、乳児の段階からしつけは自然に始まっています。 そういう意味では、「3歳まではキツく叱ってはいけない」というのはあまり気にせず、しつけは早い段階から始まるものだと認識して大丈夫です。
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