娘は最近になって、ことばが出始めました。もっとことばを育ててあげたいと思い、今、絵本の読み聞かせに力を入れています。お気に入りの本なども出てきました。
絵本の読み聞かせは、同じ本を繰り返し読むのと、いろんな本を何冊も読むのと、どちらの方がいいのでしょうか?
お気に入りの絵本を繰り返し読んであげると娘が喜んでくれる…でも、新しいことばを覚えるには、興味をしめさなくても新しい絵本を読んであげた方がいいのかなと悩んでいます。
(1歳9か月の女の子をもつママより)
子どもが興味のある絵本を読むのが鉄則。たまに、違う絵本を提案する。
回答:中川 信子さん 絵本の読み聞かせは、“読み聞かせ”ということば通り、読んで聞かせないといけないと思われがちですが、読んで聞かせることではなく、気持ちの共有が大事です。 絵本は、気持ちの共有ができるおもちゃの一種と考えてください。 おもちゃで遊ぶときは、子どもが好きなおもちゃで遊びますよね。絵本も同じです。 子どもが気に入る絵本というのは、自分のレベルに合っていて、繰り返しがあって楽しい、次の展開が予測できるから安心して読めるものです。 読み聞かせのときは、子どもが興味のある絵本を読むのが鉄則です。興味のないものは子どもの学びに繋がりません。 でも、そうすると同じ絵本ばかりになってしまいますので、たまには「こんなのもあるけどどう?」と違う絵本をお子さんに提案してみてください。楽しそうに見せてあげると、興味を持ってくれるかもしれません。 親側から、あの本を読みましょう、この本を読みましょうと無理に読むのではなく、子どもの世界を広げてあげるように絵本を紹介してあげるといいと思います。
好きな絵本は繰り返し読みたいもの
回答:針生 悦子さん 子どもが同じ絵本を繰り返し読みたがるのを不思議に思われるかもしれませんが、大人が流行の歌を何度も聞きたくなるのと同じです。 何回でも聞きたいと思うということは、まだ満足していない、わかりきっていないということです。逆に言えば、飽きたと感じるということは、満足した、十分だと思っているということです。
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