近くに頼れる人がいない。どうすればいい?

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2016/10/22

出典:すくすく子育て[放送日]2016/10/22[再放送]2016/10/28

出産後、夫婦ともに慣れ親しんだ土地を離れ、今の住まいに引っ越してきました。そのため、近所に親戚や親しい友人がまったくいません。
子育ては自分の仕事だから頑張らなくてはと思っているのですが、疲れたときやいざというときに頼れる人や、悩みを打ち明けられる友だちがいないため、孤独感を覚え、とても心細く思います。
 
娘の遊びに延々と付き合っていると、疲れてイラッとしてしまうこともあります。
子どもが欲しくて欲しくて授かったので、自分がイライラすることはないと思っていましたが、実際に子育てをしてみると、そんなことはありませんでした。
疲れてイライラした状態で子どもと接するのはどうなんだろう、イライラする自分がよくないんじゃないかと不安です。
(1歳9か月の女の子をもつママより)

 

「アウェイ育児」という言葉が出てきている

(回答:倉石 哲也さん)
「NPO法人子育てひろば全国連絡協議会」が行った調査に「アウェイ育児」という言葉があります。
「アウェイ育児」とは、慣れ親しんだ土地から離れたところで子育てをすることです。今は、この「アウェイ育児」をしているママが、全体の7割ぐらいいるのではないかと言われています。


 

地域でサポーターを見つける

大日向 雅美回答:大日向 雅美さん

地域の子育てひろばなどの一時預かりを使ってみたり、ファミリーサポートセンターを利用してみたりと、地域でのサポーターを見つけてみてください。
いわば、保育のプロで、子どもの面倒を見ることに慣れている人たちの手を借りることで、自分の両親や友達以外にも守られていると感じることができるため、ママ自身にとっても子どもにとっても社会経験も広がっていきます。
疲れたときに、誰かを頼るのは、ぜいたくなことではありません。
ママがリラックスすることは、ママだけでなく子どものためにもなると考えて、地域の人たちに上手に甘えるといいと思います。

地域の人たちに子どもを預けると、その後、お買い物などで外を歩いているときに、「〇〇ちゃん大きくなったわね」というように、声をかけてもらえるようになります。
自分の子どもを見守ってくれる人が地域にたくさんできることは、お子さんの安全にもつながります。


倉石 哲也回答:倉石 哲也さん 子どもがママにくっついて離れないから、一時預かりを利用しにくいと思う方もいらっしゃると思いますが、そこまで気にしなくても大丈夫です。 子どもは、預けるときには「離れたくない」と泣いて、迎えに行ったときは、ママに会えて「うれしい」と泣きます。 離れるときも会えたときも泣くけれど、預けられている間は、1人で機嫌よく遊んでいたりするものです。 子どもが泣いてかわいそうと思われるかもしれませんが、ママと離れるときに泣くのは、親との関係が強くなっている証拠です。 関係が強いということは、少しの間離れていても大丈夫なんだというように考えてみてください。


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