子どもが興味を持たない音楽は聴かせない方がいい?

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2015/09/12

出典:すくすく子育て[放送日]2015/09/12[再放送]2015/09/18

娘は歌や踊りが大好きです。
娘が大好きなアップテンポの曲をかけると、一緒に歌いだしたり、もう一度聞きたいと言い出したりして、とても楽しそうにします。
感性を豊かに育てるために、もう少し落ち着いた曲も聞いて欲しいなと思い、私が好きなクラシック音楽をかけるのですが、すぐに寝てしまいます。
子どもが興味を持たない音楽は聴かせない方がいいのでしょうか?
(2歳の子を持つママより)

音楽の受け止め方は子どもによって違う

今川恭子さん回答:今川 恭子さん
ママが好きな曲を子どもと共有することはいいことです。
しかし、音楽の受け止め方は、人それぞれです。
そのため、アップテンポな音楽を聴いて、元気でノリノリになることが一番良いというわけではありません。
音楽を聴いて、寝てしまうのも、不思議な顔をするのも、子どもの音楽の受け止め方のひとつだと考えてください。

子どもはさまざまな受け止め方をするということを、大人がわかってあげることが大切です。

また音楽を環境の中におくときには、子どもが「好き」という気持ちを持てるようにするといいですね。
例えば、下記のような音の体験の広げ方があります。親子で楽しさを共有してみてください。

■子どもの音の体験の広げ方

<民族楽器を使う>

タンバリンやピアノなどのように、親がどうすれば音が出ると知っているものは、どうしても親が音の出し方を教えてしまいがちです。
民族楽器は親も音の出し方を知らないため、親子一緒に「これはなんだろう?」と試しながら遊べます。
子どもは民族楽器の不思議な形にも興味津々になりますよ。

子どもの音の体験の広げ方 民族楽器を使う

<身近なものを使う>

・箱にたこ糸を張ったもの
糸をはじくと音が出ます。
子ども自身が音をはじいて遊ぶことができます。
また、他の人に音を聞かせることもできるので、周りの人とコミュニケーションも取れます。
子どもの音の体験の広げ方 身近なものを使う 箱にたこ糸を張ったもの

・ロールペーパーの芯
芯の穴に耳をあてると、いつも聴こえる音を違った形で聴くことができます。
その上、芯で床をたたいて音を出すこともでき、芯の穴をのぞくこともできるので、さまざまな体験ができます。

・空いているペットボトルにお米を入れたもの
ペットボトルを振って音を出したり、お米が動く様子を見たり、光にかざしてみたり、音以外でも楽しめます。



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