2歳の息子は、イヤイヤ期真っ盛り。寝起きには必ずイヤイヤが始まります。「ダメ！」と言ったり、放っておいてみたり、いろいろ試してみたのですが、結局応じてしまうことが多いです。これでは甘すぎるのでしょうか？

イヤイヤ＝ワガママではありません

回答：汐見 稔幸さん

2歳くらいだと、自律神経の働きが不安定なためスッキリ起きられず、寝起きはイヤイヤが激しい子が多いです。でも、イヤイヤを放っておいたからといってワガママになるわけではありません。
4〜5歳頃までは、まだ「人に迷惑をかける」ということがわかっていないので、わざとワガママを言って親を困らせているわけではないのです。
それに、寝起きのイヤイヤは、生理的にどうしようもないこと。成長すると収まっていくものなので、心配しなくても大丈夫ですよ。

気持ちを受け止めてもらうことで、正しい要求の仕方を覚えます

回答：大日向 雅美さん

子どもを甘やかすとワガママになるというわけではありません。自分の要求をきちんと受け入れてもらえると、子どもは安心感をもち、徐々に要求の仕方を覚えていきます。
ところが、全く受け入れてもらえないと、キレて過剰に要求するか、諦めて要求を出さなくなるかのどちらかになってしまいます。大人でも同じですよね。
頭ごなしに「ダメ」というだけでなく、気持ちを受け止めてあげることが大事です。