2歳半の娘は、自分の思い通りにならないと激しく泣いて抵抗します。長いときは20分も続くので、言い聞かせようとしてもヘトヘトになってしまいます。
特に、時間がない時にどこまで要求を聞けばいいのか、また、電車の中など公共の場所で大声を出す時にはどう対処したらいいか教えてください。
正面から勝負するのではなく、変化球で気をそらしましょう
回答:汐見 稔幸さん 2歳頃は、何でも自分でやりがたるようになる気持ちが強くなるものの、「やってはいけない」とブレーキをかける力はまだ十分ではありません。だから、正面から「ダメ」と言われると、気持ちが押さえられなくてますますエスカレートしてしまうのです。 そこで、「●●ヤダ!」と言われたら「●●イヤなのね。じゃあ自分でやってみる?」と方向転換したり、出かける前に駄々をこねだしたらサッと外に連れ出したりすると、気分が変わって収まることも。 また、電車の中で騒ぐなど、絶対にしてはいけないことをした時は、すぐに降りるなど毅然とした対応を。「騒いだら親が反応してくれる」と思うと、ゲームのようにエスカレートしてしまうので、「ダメなものはダメ」と示しましょう。
オリジナルの儀式で イヤイヤを収める工夫を
回答:大日向 雅美さん 「イヤイヤ」が始まると、最初はこどもなりに理由があったはずなのに、そのうち何がイヤなのか自分でもわからなくなってしまうんですよね。そんな時は、儀式化するのがおすすめです。 私は、当時幼かった娘のイヤイヤがひどくなるとマンンョンの屋上に行って、「おこり虫を抜こうね」と言って、ピンセットで子どもの体から一匹、二匹……と取る真似をすると、イヤイヤが収まりました。そのうち、イヤイヤが始まると、子どもが自分でピンセットを持って屋上に行くように(笑)。ぜひ、オリジナルの儀式を考えてみてください。
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