祖父母と子育てルールが違うとき、どうすればいい?
子どもに自分で考える力をつけてもらいたくて、見守ることを心がけています。でも、同居中の実母は親切心からか、例えば娘(4歳)がドリルをしていたらすぐに答えを教えてしまいます。どうしたらいいでしょう。
(お子さん4歳のママ)
(お子さん4歳のママ)
実母でも「違う人」だからしょうがないと割り切る。自分の気持ちを守るほうが、家族がうまくいく
回答:帆足暁子さん 実母との同居では難しいこともありますよね。実母だからこそ、遠慮なく言ってしまい関係が悪くなりやすいから、余計に言えなくなることもあります。ルールの違い以上に「私のときはこうだった」「私はこう言われて嫌だった」といったことが出てきてしまうと、関係が悪くなってしまいます。 実母でも「違う人だから、この人の考えで動いているからしょうがない」と割り切ってみましょう。あまり振り回されないように「おばあちゃんはおばあちゃん、私は私」と考えてください。 もしイライラするなら、そこからいなくなって見ないようにするのも1つの方法です。自分の気持ちを守っていくほうが、家族がうまくいくと思います。
りんたろー。さん(MC) 割り切ることも大事なのですね。丸山さんは同居していますよね。
丸山桂里奈さん(MC) そうですね。自分の両親と同居しているのでよくわかります。例えばお芋を食べさせるときは小さく刻むのですが、母はスティック状にしてあげるんです。一口が大きいと詰まるかもしれない、危ないと思うのですが、母は「大丈夫よ」と言い、毎回ケンカになりますね。
価値観のずれの埋め合わせや諦めが必要かも
回答:小﨑恭弘さん 丸山さんのお母さんとしては、娘が立派に育ったという原体験があるのだと思います。そこから抜けきれないのかもしれません。情報量や経験、価値観のずれがあるのでしょう。このずれをうまく埋め合わせたり、「もういいや」と割り切ったりすることが必要かもしれません。
「第3者の要望」として話すなど、ソーシャルスキルで乗り切って
回答:帆足暁子さん 以前、「子どもが長い髪を邪魔そうにしているのに、祖父母が『孫の髪の毛から筆を1本ずつ作りたい!』と言って切らせてくれない」という相談を受けたことがあります。 子どもが元気よく遊べることも、しゅうと・しゅうとめとの関係も、どちらも大事ですよね。そうであれば、「第3者の要望」として話す方法もあります。例えば、しゅうと・しゅうとめには「本当に筆を作って差し上げたかったのですが、保育園の先生に毎日『危ないから切らないと』と言われて、子どもも遊びにくそうだったので、申し訳ありません」と伝えるわけです。大人は大人の関係として、上手につないでおく。人を傷つけるうそはいけませんが、子どもや自分を守るためならいいのではないかと思います。
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