アトピー性皮膚炎の新しい治療法とは?

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2025/01/18

出典:すくすく子育て[放送日]2025/01/18[再放送]2025/01/23

アトピー性皮膚炎の新しい治療薬はどういうときに使われますか。また、どんな効果があるのでしょうか?
(お子さん2歳のママ)

乳幼児も対象になった新しい治療法について

従来の治療法である保湿剤とステロイドのぬり薬でしっかり治療すれば改善する人が多いのですが、中には効果が出にくい人もいます。

長尾さんによると、アトピー治療は、従来のステロイドの塗り薬などが中心ではあるものの、最近、それ以外の新しい治療薬が登場し、乳幼児も使えるものが増えてきたそうです。

全身療法(乳幼児を対象としたもの)2024年12月現在

なかでも「全身療法」と呼ばれる注射薬と飲み薬は、体の中から炎症を抑えるものです。いずれも、ステロイドのぬり薬など従来の治療法では十分な効果が得られない中等症以上の患者が対象です。
※子どもの年齢によってこれ以外の薬もあります。くわしくは医師と相談してください

注射薬デュピルマブ

注射薬「デュピルマブ」は、2023年、生後6か月以上の子どもにも使えるようになりました。
長尾さんが治療にあたった男の子は、注射での治療を開始すると肌の状態が改善。その後も、定期的な注射とステロイドのぬり薬や保湿を続けています。

飲み薬バリシチニブ

飲み薬「バリシチニブ」は、2024年、2歳以上の子どもも使えるようになりました(定期的な血液検査などが必要)。
目のまわりをかきむしっていた男の子(3歳)の場合は、服薬開始後にかゆみが収まり、よい肌の状態を維持できるようになりました(ステロイドのぬり薬も継続)。

全身療法を行える病院・クリニックはアトピー性皮膚炎の診療に精通した医師がいる施設に限定されています。

アレルギーポータル

どこを受診すればいいかわからない場合は、アレルギーに関する情報を集めたサイト「アレルギーポータル(https://allergyportal.jp/facility/)」などが役立ちます。

乳幼児も対象としたステロイド以外のぬり薬

そのほか、軽症の患者から使えるステロイド以外の新しいタイプのぬり薬も登場し、一部は乳幼児も対象になっています。

全身療法で「親子関係が良くなった」「子どもがぐっすり眠ってくれる」という声も

長尾みづほさん

子どもがかいていると親がイライラしてしまうこともあります。全身療法を受けて「親子関係がよくなった」「子どもがぐっすり眠ってくれる」などの声も聞きます。もうあきらめなくていいのではないかと思います。


―― 新しい治療薬に副作用はありますか?

薬を適切に使えば大きな心配はない。気になる症状は医師・薬剤師に相談を

回答:長尾みづほさん

薬なので副作用が起こることはあります。ですが、適切に使えば大きな心配はないと考えています。気になる症状が出たときは、必ず医師・薬剤師と相談してください。

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