車酔いがひどい… どうしたらいい?
旅行は大好きですが、子どもたちの車酔いが悩みです。先日、大きな公園まで車で行ったときには、出発から30分で長女と次女が酔い始め、1時間を超えると、長女は放心、次女はいらだち、末っ子は号泣して車内は大変なことに。1時間20分で到着したころには、「気持ち悪い」と言っていました。車でいろいろな場所に行きますが、車酔いで休憩しながら、渋滞もあって、どうしても時間がかかってしまいます。
(お子さん8歳・6歳・3歳のパパ)
(お子さん8歳・6歳・3歳のパパ)
乗り物酔いは三半規管から感じている感覚と目などから受けた情報のズレが原因とされる
回答:野村さちいさん 乗り物酔いは、まだわかっていない部分も多くありますが、三半規管から感じている感覚と、目などから受けた情報のずれが生じると起きるといわれています。例えば本を読んでいると、目線は本ですが車は揺れているので、空間認知がうまくいかず酔いやすいといいます。また、車の揺れが思っていたよりも大きいなど、過去の経験や感覚とのずれでも起きることがあります。乗り物酔いには個人差があり、全く酔わない子もいます。
―― 乗り物酔いは、事前に防げますか?
体調を万全にしておく、乗車したら本やスマホを見ない、酔いを連想させる言葉は控える
回答:野村さちいさん 「これをすれば、絶対に乗り物酔いは起きない」ことはありません。対策としては、乗る前に食べ過ぎ・飲み過ぎを控える、体調を万全にしておくことがあります。本やスマホを見ずに外の景色を見るのもいいでしょう。 また、ひとりの子が酔うとまわりの子も酔うなど、精神的に影響されやすいので、「酔っちゃうかな?」などの酔いを連想させる言葉は控えたほうがいいです。 乗り物酔いは成長と共に落ち着いてくるので、おおらかに見守ってもらえたらと思います。
車内を楽しい雰囲気にして気を紛らわせる
回答:大豆生田啓友さん 我が家では、高速で渋滞になったときの車中で、「家族紅白歌合戦」のように次から次へとみんなで歌います。それに飽きてきたら「クイズ大会」や「しりとり大会」をして盛り上がります。ただ、興奮するとよくないタイプの子もいるので、興奮させ過ぎない程度がいいですね。
酔ってしまったら適宜休憩をとる
回答:野村さちいさん もし乗り物酔いをしたら、外に出て、あおむけになって目を閉じてゆっくりするなど、適宜休憩しながらがいいと思います。
―― 子どもに酔い止め薬を飲ませてもいいですか?
まずはかかりつけの医師に相談を
回答:野村さちいさん 小さな子どもでも飲める市販薬はありますが、いろいろな成分が入っています。乗り物酔いは判断が難しくて、本当に乗り物酔いなのかわかりにくいときもあります。ぜひかかりつけの医師に、飲んでもいいか相談できると安心です。
PR