旅行中、子どもの健康面で気をつけることは?
看護師の野村さちいさんから、旅行中の子どもたちの健康面についてアドバイスをもらいました。
初めての食べ物や生ものなど消化に悪いものは避ける
回答:野村さちいさん 旅行先では、初めての食べ物に出会うことがあります。初めてのものは避ける、消化機能が未熟な3歳ぐらいまでの子どもは生ものを避けるなど、食べ物への配慮も必要でしょう。1度は食べたことがある市販品を使うのもひとつの方法です。
母子手帳やお薬手帳は必ず持っていく
回答:野村さちいさん 旅行先で病院にかかることもあるので、母子手帳やお薬手帳は必ず持っていきましょう。
―― 急な病気のときのために、準備しておくべき薬はありますか?
旅行先での急な病気は、自己判断で薬を飲ませず必ず医師に判断してもらう
回答:野村さちいさん 熱が出たときのために解熱剤などを持っておくと安心だと思います。一方で、下痢が始まった、せきが出たなど、子どもの急な症状のときに自己判断で慌てて薬を飲ませるよりは、必要なら受診をして医師に判断してもらうのがいちばんだと思います。
救急車を呼ぶ? 病院に行く? 迷ったときの相談先
旅行先で救急車を呼ぶか迷ったときには、子ども医療相談「#8000」があります。夜間帯や休日でも、乳幼児にくわしい看護師が電話で対応し相談できます。受付時間などは都道府県により異なります。
救急安心センター事業「#7119」は、消防に直結して、すぐに救急車を呼ぶべきかを適切に判断して教えてくれます。エリア外の地域もあるので事前に調べておくと安心です。
また、小児科学会のウェブサイト「こどもの救急」や、消防庁のアプリ「Q助」なども緊急度に応じ必要な対応が表示されます。迷ったときは活用してみてください。
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