食に興味がない!? 食事に集中してもらうには?
長女(4歳4か月)が食事に集中してくれません。遊び食べのせいで食事に時間がかかったり、ため息をついて食事が進んでいなかったり、最近では食事の途中で歩き回ることもあります。ただ、遊び食べも立ち歩くのも下の子が生まれてから。立ち歩くのはお手伝いがしたいという理由があります。
食べる量が少ないのも悩みのタネです。保育園の給食も少なめの量を盛って、それでも食べ終わるのは最後みたいです。食に対する興味自体があまりないのかもしれません。本人が小さいころから体重の増加を気にしていたので、食べてほしい気持ちが子どもに伝わり、プレッシャーになったのかもしれません。子どものカウプ指数は「やや痩せている」に該当していて、発育への影響も心配です。
食に興味を持たせるため、料理を一緒にするなど工夫をしているのですが、どうしたら食事に集中するようになってくれるでしょうか?
(お子さん4歳4か月・6か月のママ)
食べる量が少ないのも悩みのタネです。保育園の給食も少なめの量を盛って、それでも食べ終わるのは最後みたいです。食に対する興味自体があまりないのかもしれません。本人が小さいころから体重の増加を気にしていたので、食べてほしい気持ちが子どもに伝わり、プレッシャーになったのかもしれません。子どものカウプ指数は「やや痩せている」に該当していて、発育への影響も心配です。
食に興味を持たせるため、料理を一緒にするなど工夫をしているのですが、どうしたら食事に集中するようになってくれるでしょうか?
(お子さん4歳4か月・6か月のママ)
下の子が小さいうちはしばらく様子を見守る
回答:太田百合子さん 今のお子さんの状況では、食事に集中するのは難しいかもしれません。下のお子さんが生まれて、「ママ・パパをとられちゃった」という思いもあるでしょう。家族が下の子の世話をしていて落ち着かない中、集中して食べるのも大変です。今は「もう少ししたら、ちゃんと一緒に食べられるかな」と考えて、しばらく様子を見守っていいと思います。
丸山桂里奈さん(MC) 今も大事な気がしてしまいます。なにかできることはありますか?
上の子の気持ちをくすぐる声かけをしてみる
回答:太田百合子さん 食事のとき、例えば「座っている姿を赤ちゃんに見せてくれない?」「楽しそうに食べてる姿を赤ちゃんに見せてあげたいな」と声かけをすると、お兄ちゃん・お姉ちゃん心がくすぐられて「うん、がんばる」という気持ちになるかもしれませんね。
食事のときに少しずつ楽しい雰囲気をつくる
回答:太田百合子さん すぐには難しくても、食事のときは少しずつ楽しい雰囲気をつくっていくことが大事です。例えば、大人が「おいしい」と言っていたら、それだけでも子どもがテーブルに寄ってきて、集中して食べられるようになると思います。
―― 子どもが立ち歩くのは、注意してもいいですか?
立ち歩きは静観して座れたことをほめる
回答:太田百合子さん 立ち歩きは、注意するより静観(知らんぷり)して、子どもが5秒でも10秒でも座れたら、「すごい、えらいね!」とほめてみましょう。「座るとほめられる」と思って、だんだんと座れるようになるように思います。
―― 食べる量を増やすには、どうすればいいでしょう?
食事の時間に区切りをつける
回答:太田百合子さん 親としては、どうにかして全て食べてほしいと思うのですが、子どもはプレッシャーに感じることもあります。むしろ、進まなくなったら残っていても「もう、おなかいっぱい?」と聞いて、「今日はごちそうさまにしよう」と区切りを作ってみる。だんだんとリズムよく、きちんと食べられるようになっていくと思います。
―― 食事のあとで「おなかすいた」と言ってきたら、どうしたらいいですか?
3回の食事に加えて、おやつも大事
回答:太田百合子さん 子どもは3回の食事に加えて、おやつが大事です。果物、乳製品、芋類などをリズムよくあげることで、満腹と空腹のリズムが心地よく作られていきます。
最初は少量だけ盛り付けて、完食する成功体験を
回答:太田百合子さん 「あまり食べない」と思う場合は、食事は少量だけ盛り付けて、子どもが完食する成功体験を作ってあげましょう。子どもにとっては、とてもうれしいですよね。そうやって、少しずつ増やしてみてください。
―― カウプ指数はどう考えたらいいでしょうか?
点の数値ではなく、成長曲線に身長と体重を記録して流れを見ていく
回答:太田百合子さん カウプ指数は、体重(kg)を身長(m)の2乗で割った数値で、主に赤ちゃんの肥満度を把握する指標です。大人も健診の身長と体重のとなりに「BMI」と書いてありますよね。それと同じように「大きい」「普通」などがわかりますが、その時点のことしかわかりません。 点の数値であるカウプ指数よりも、成長曲線をみましょう。成長曲線は、生まれたときから身長と体重を記録していき、つなげると線になります。大きい・小さいにとらわれずに、成長の流れを見てください。 お子さんの成長曲線を見ると、身長が高めになっているのが特徴ですね。「今は身長のほうに栄養がいっている時期だな」と思えばいいわけです。体重は平均的だから、カウプ指数で考えると、どうしても「体重が少ない」になってしまいます。点ではなく、流れで見ていきましょう。
成長曲線について
いわゆる成長曲線とは、月齢・年齢ごとの身長・体重の分布図です。94%の子どもは色のついた範囲内にいることを表しますが、範囲内にいなくても曲線に沿って伸びていることが重要です。横ばいになっている場合などは、一度病院で相談してもいいかもしれません。
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