娘の顔に、生後1か月ごろに乳児湿疹が出ました。それ以来、肌ケアをとても意識しています。
例えば、食事の前には口の周りにオイルを塗り、食事中や食事後の口元の汚れを拭き取るときは、オイルを湿らせたガーゼを使います。食事後に口元の汚れをふき取った後は、オイルを塗って口元を保護します。
また、お風呂で体を洗うときは、ガーゼなどを使わず、石けんを泡立て、優しく手で洗います。お風呂上りは、体を拭いてすぐにスプレータイプのローション液で保湿し、乳液タイプのローションを全身に塗ります。おしりなどのかぶれが気になるところには、その上から、オイルを塗っています。
このように、こまめに保湿しているのですが、もう少し簡単にケアできればいいなと思います。
赤ちゃんの肌ケアのためには、何をすることが本当に大事なのでしょうか?
(7か月の女の子を持つママより)
こすらずきれいにする、保湿・保護する
回答:馬場 直子さん 赤ちゃんの肌ケアで大事なことは、下の2つです。 これらを意識するようにしてください。 (1)こすらずきれいにすること (2)保湿・保護すること 口の周りは荒れやすい上に、食べ物がついてしまいます。食物抗原の侵入を防ぐという意味で、食事のときのケアは大切です。 口の周りを拭き取る場合は、オイルで湿らせたガーゼを使うと、優しくきれいに拭き取れます。乾いたガーゼだと、肌をこすり、刺激を与えてしまいます。 汚れたからと言って、何度も拭き取ったりしなくても大丈夫です。食事後だけでもいいと思います。 また、お風呂のときに、赤ちゃんの体をこすらずに、手で優しく洗っていらっしゃいます。お肌の保護はしっかりできていると思いますよ。 ただ、保湿として、スプレータイプのローション液、乳液タイプのローション、オイルと3種類を重ねて使わなくていいと思います。 全身にはローション、顔や手足などの露出する部分にはクリームというように、からだの部位に1種類塗っていれば大丈夫です。 夏はローション、冬はクリームというように、季節で塗り分けてもいいと思います。
保湿のローションやクリームは塗る量が大切
回答:福島 加奈子さん 保湿のローションやクリームは塗る量が大切です。 下の写真のように、手のひら2枚分の範囲に塗る量を参考にしてみてください。 ■手のひら2枚分ほどの範囲に塗る量の目安 <ローションの場合> 1円玉分くらい。 <クリームの場合> 指の第1関節分くらい。 おおよそ、背中は、手のひら2枚分、胸からお腹あたりまでの前側が手のひら2枚分に相当します。 顔や手足を加えた全身に塗る総量としては、「手のひら2枚分の量」の約5倍がちょうどいい量です。多いと感じられるかもしれませんが、これくらいたっぷり塗ってあげてください。 塗り立ては、結構ベタつきますが、ティッシュが貼りつくほどのベタベタ感がいいです。時間がたつにつれ程よくしっとりしてきます。
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