きょうだい平等に接するには、どうすればいい?

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2024/11/02

出典:すくすく子育て[放送日]2024/11/02[再放送]2024/11/07

きょうだいが大きくなってくると、きょうだい同士のけんかも増えてきます。

お姉ちゃんのものを弟がとってけんかが勃発します。まだ力加減ができない弟の行動はだんだん過激になりますが、お姉ちゃんは手を出さないでがまんしています。
(お子さん6歳・2歳10か月)
数か月前まで、姉妹は毎日けんかしていました。例えば、妹がお姉ちゃんのつくっているブロックに手を出してけんかになるんです。でも、最近ではけんかになっても、「ごめんね」と言って仲直りするようになりました。
(お子さん4歳・2歳)

だんだん、きょうだいで遊べるようになっていくのですね。
ここからはママの相談です。

長男はきちょうめんで真面目で繊細、次男はマイペースでちゃっかり者の愛されキャラ、きょうだいで性格が違います。おもちゃで遊んだあと、お兄ちゃんは片づけますが、弟はおどけてばかりで私もつい笑ってしまいそうになります。甘え上手なところもあり、結局いつもお兄ちゃんまかせです。
そんな弟に、お兄ちゃんはイライラしたり、ちょっと怒ったり、たまに手が出たりします。
親としては、きょうだい平等にビシッと伝えたいけど、うまくいきません。平等に接するには、どうしたらいいでしょうか。
(お子さん5歳・3歳のママ)
白鳥久美子さん

下のお子さんは、ふざけたらママが笑うから、許してもらえることまでわかってるのだと思います。私は下の子が生まれたときに、母に「とにかく上の子を優先にしなさい、下の子はまだわからないから」と言われました。でも、それは下の子が小さかったからで、大きくなったら難しいと思います。
丸山桂里奈さん(MC)

私は2人きょうだいの妹で、とても甘やかされていました。お子さんがふざけたりするのは自分に似ていると思いました。
りんたろー。さん(MC)

私には妹がいますが、母によると「妹のことはいいから、僕だけをかまって」と言っていたそうです。

「ふたりとも大好き」と言葉にして伝える

回答:宮里暁美さん

きょうだいに「片づけなさい」と言って反応が違うとき、両方にはまる言い方はないと思います。むしろ、そんな言い方があるのは変だと思います。「お兄ちゃんはこうだな、弟はこうだな」と思いながら、両方ともしっかり育つように考えるのが子育てかもしれません。
この際、「優先」という言い方はやめましょう。「ふたりとも大好き」「変わらないよ」と言葉にして伝えることが大事です。

上の子の負担を親が少し引き受ける

回答:宮里暁美さん

上のお子さんは少しイラだっていて、負担がかかりすぎているのかもしれません。そういうとき、「あなたものん気に遊んでおいで」と言ってみるのはどうでしょう。「でも、僕は片づけたいんだよ」と言ったら、「えらいわ!私に似たのかしら」と伝えながら片づけしていくと、ゆくゆくは弟も気持ちが変わって手伝うようになるかもしれません。
とはいえ、物語はいろいろと変わっていきます。今は、親が上の子の負担を少し引き受けるのは大事だと思いました。

ほかのママ・パパは、きょうだいとどう関わっている?

きょうだいのあふれるエネルギーに、ママが疲れてしまうことがよくあります。そういうときは、パパと子どもだけで出かけています。パパは、元気な男の子を遊ばせるのが得意なんです。
(お子さん6歳・2歳のご家族)
弟が生まれたとき、娘は4歳で、もうトイレや着替えなどもできるので自分のことは任せていました。最初は弟をかわいがっていたのですが、ふとした瞬間に「さびしい、私のお世話もして」と言い出しました。親が弟を「かわいい」と言い過ぎて、自分のこともかわいがってほしいと思ったそうです。それからは「家族のチーム分け」を導入しました。ときどきはママと弟、パパとお姉ちゃんなどに分かれて気分転換をしています。
(お子さん2人のご家族)

きょうだいがひとりの時間をつくって、話を聞いたり特別な話をするのも大事

宮里暁美さん

「家族のチーム分け」のように、きょうだいでそれぞれの時間をつくるのはいいですね。
上の子とだけの時間で話を聞いたり、下の子だけの時間に特別な話をしたりするのも大事だと思います。パパ・ママだけでなく、おばあちゃんやおじいちゃんなど、いろいろな組み合わせがあると、またきょうだい一緒がうれしくなることもあると思います。

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