虫が苦手… 子どもの虫取りのつきあい方は?
子どもたちが虫とりにハマって、日々つきあわされています。虫が得意ではないので、鳥肌が立ちながらも要望に応えています。昨年までは小さい虫でしたが、今年からは大きな虫になりました。パパは大丈夫なのですが、私はやっぱり苦手です。どうつきあったらいいでしょうか。
(お子さん6歳・4歳・2歳のママ)
(お子さん6歳・4歳・2歳のママ)
―― 子どもが虫取りしたいと言い出したら、どうしますか?
平野ノラさん 私はできるだけ虫を持ち帰りたくないので、「虫はここに住んでるから、お家に持っていったら、虫さんは自分の家に帰りたくなると思うよ」と言いますね。
大人は子どもの好きなことが苦手でもいい。親が苦手だと自分で何でもやる
回答:大豆生田啓友さん 本当は虫が嫌いなのに、子どもが好きなものは大事にせざるをえないですよね。大人は虫が苦手でもいいのです。大人が苦手だと、子どもは「ぼくは持てるよ!」と虫を見せてくるなど、少し自己肯定感が上がるんです。子どもは、親に頼れないと自分で何でもやるので、それでいいわけです。 ママは虫がダメでも、お子さんの虫好きを否定していませんでした。お子さんがあんなにいい顔をしていたら否定できないですよね。それでいいわけです。
―― 子どもには「ママはちょっと触れないから、お願いね!」と言えばいいですか?
子どもが自分でできることは子どもの責任でやってもらう
回答:大豆生田啓友さん そうです。小さいうちから、自分でできることは自分でする、子どもの自治(自分の責任で行うこと)でやってもらえばいいのです。子どもの自信もつくと思います。
苦手なことは得意なほうの親の出番
回答:大豆生田啓友さん パパは虫が得意であれば、パパの出番です。もちろんパパも苦手と言ってもいいんです。
―― 虫が好きなことは成長によい影響があるのですか?
虫に触れることが大事なのは「知的な好奇心」
回答:大豆生田啓友さん 子どもは虫が好きですよね。最初は虫が好きそうでなかった子でも、多くは虫にひかれていきます。虫に触れることがどうして大事か。それは知的な好奇心です。「これは、どうなってる?」「名前は何?」「何を食べるんだろう?」と、いろいろなことが知りたくなります。
虫を飼うことで命の尊さを知る
回答:大豆生田啓友さん 実際に虫を飼うと、自分が大事と思っているから、命を大事にするようになります。虫を逃がすことを含めて大切な経験になります。
虫が好きだと、未知なこと・さまざまなことにチャレンジする力になる
回答:大豆生田啓友さん 自分が、その虫のことがわからなくても、未知なことへのチャレンジがあります。大人は虫の未知な動きが嫌なこともありますね。でも、そこに手を出せるのが、子ども時代は大事です。いろいろなことにチャレンジする力の一環になります。
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