言うことを聞いてくれない子にどう接すればいい?
長男(3歳)は何度言っても、言うことを聞いてくれません。例えば雨上がりの公園で、滑り台でおしりがぬれたら、その場でズボンと下着を脱ごうとします。「ダメ」と言っても笑って聞きません。
長女(5歳)のときには苦労をした印象がなく、つい「お姉ちゃんはできてたよ」と怒ってしまうときもあります。きょうだいで性格も違うので、もし性格が原因だとしたら、言ってもむだかもしれないと思い、最近はあきらめかけています。
しつけは必要だと思うけど、言うことを聞いてくれない子にはどう接すればいいのでしょうか。
(お子さん5歳・3歳のママ)
長女(5歳)のときには苦労をした印象がなく、つい「お姉ちゃんはできてたよ」と怒ってしまうときもあります。きょうだいで性格も違うので、もし性格が原因だとしたら、言ってもむだかもしれないと思い、最近はあきらめかけています。
しつけは必要だと思うけど、言うことを聞いてくれない子にはどう接すればいいのでしょうか。
(お子さん5歳・3歳のママ)
きょうだいでもそれぞれに合ったやり方で
回答:大豆生田啓友さん きょうだいでもタイプは違います。私の3人の子どもたちも全く違って、同じようにはいきません。それぞれの子どもに合ったやり方が必要かもしれませんね。
しつけで大事なのは子どもの気持ちを切り替えやすくすること
回答:大豆生田啓友さん しつけで大事なのは、押しつけるのではなく、子どもの気持ちを切り替えやすくすることです。お子さんが脱ごうとしたとき、周りの大人がおもしろがると、どんどんおしりを見せようとしてしまいます。少し冷静な顔で声かけすると違うかもしれません。 また、公衆の面前でおしりを出すのはよくないと考えるのは、大人から見た社会のルールです。でも、ぬれたから脱ぐのは、とても子どもらしい考えで、その大事さは受け止めたいですね。
自分のことをわかってもらうと気持ちを切り替えやすくなる
回答:大豆生田啓友さん 例えば、「ぬれちゃったね」「気持ち悪いね」「じゃあ、こっちで着替えよう」と声をかけてみましょう。「ダメ」と言うと「イヤ!なんだよ」となってしまいます。でも、自分の気持ちを代弁してもらえたり、「あっちで着替えようか、一緒にいこう! よーいドン!」と言われたりすると、気持ちを切り替えやすくなります。
丸山桂里奈さん(MC) 子どもが言うことを聞かないときは、私も言ってしまいます。でも、なるべく言わないほうがいいですか?
小さい子は理屈の理解が難しい
回答:大豆生田啓友さん 「これはダメ。こうだからね」と言葉で伝えて、伝わることもあります。ただ、小さい子は言葉がまだ理解できず、理屈で言われても難しいですね。
しつけで脅すのはよくない
回答:大豆生田啓友さん しつけで脅すのはよくありません。例えば「これをしたら、お母さんは口をきかないからね」と脅せば、子どもは怖くて言うことを聞くかもしれません。でも、子どもが自分から気持ちを切り替えたわけではありません。
丸山桂里奈さん(MC) そういうことを言いがちですね。「そっちに行ったら怖いからやめたほうがいいよ」など言ってしまうことがあります。
大豆生田啓友さん どうしてもというときは使ってもいいと思います。ただ、その手段しかないのは難しいですね。
―― 「このラインは超えてほしくない」という親の基準を超えてしまった場合は、どうすればいいですか?
本当にやめてほしいことをしたら、シンプルに、言葉少なく、迫力で
回答:柴田愛子さん 理屈でも、言い聞かせることでもなく、子どもに本当にやめてほしいときは、迫力が大事ですね。シンプルに、言葉は少なくていい。子どもは感性で生きているから、親のいつもと違う声のトーンと顔の表情で、「それがダメ!やめて!」と言われるとぐっとくるのです。 長く説明しても、なかなか理解できなくて、「長いな」「何か言ってるな」となってしまいます。たいていは「反省しました」と言わないですね。
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