1~2時間のこま切れ睡眠が続いても大丈夫?

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2024/09/07

出典:すくすく子育て[放送日]2024/09/07[再放送]2024/09/12

パパが単身赴任中のため、子ども2人の子育てにひとり奮闘しています。平日は長女(2歳)を幼稚園に送ると、長男(6か月)と2人で過ごしています。長男の生活リズムのため「睡眠日誌」を1週間つけてみると、深夜から明け方にかけて連続して眠っていない「こま切れ睡眠」になっていました。

夜中は1~2時間で起きることも多く、このままで大丈夫でしょうか。18時ごろには子どもたちを寝室に連れていき、早寝の習慣をつけていますが、もう少し連続して寝るための方法はあれば知りたいです。
(お子さん2歳・6か月のママ)

6か月ごろは、こま切れ睡眠でも問題ない

回答:池田裕一さん

暗くなったら子どもを寝室に連れていくのは理想的だと思います。ただ6か月だと、まだ寝ている状態と起きている状態があいまいなのです。こま切れ睡眠でも問題ありません。

赤ちゃんの睡眠周期

次の図は、赤ちゃんの睡眠周期が成長とともにどう変わっていくのかを表した目安です。

0か月(生まれてすぐ)のころは「寝る」と「起きる」を短い周期で繰り返します。1日で合計16~20時間ほど眠っていると好ましいといいます。
3か月ごろは、徐々に昼夜の区別があらわれるものの、まだ「こま切れ睡眠」が続きます。
1歳ごろになると、夜にまとまって眠るようになり、1日の睡眠時間は11~14時間と徐々に短くなっていきます。

池田裕一さん

6か月ごろは、昼は活動して夜は眠るというサイクルができつつありますが、とても個人差があるので、必ずしも夜の間に連続して寝なくても問題ないでしょう。

長女が6か月ぐらいのときは、3時間ほど連続して寝てくれて、一緒に昼寝する時間がありました。今は1~2時間なので、一緒に寝たり休んだりする時間があまりなく、疲れがたまっています。
(お子さん2歳・6か月のママ)

泣いてもすぐだっこせず見守ると自然に入眠することもある

回答:池田裕一さん

赤ちゃんが1~2時間ごとに起きても、大人で言うとうつらうつらとした状態で、しっかり起きておらず、ただ泣いているだけの場合もあります。うつらうつらしているときにだっこされると、起きてしまいます。泣いてもすぐだっこせずに見守っていると、泣き疲れて自然に入眠することもあります。
親としてはつらいかもしれませんが、少しうつらうつらしながら泣いているんだと思って見守ってあげると、親としても気持ちが楽になると思います。
りんたろー。さん(MC)

うちの子も1~2時間のころは大変でしたね。朝5時には仕事で出ないといけないけど、いつ寝られるんだろうと思って。親の焦りが子どもに伝わりますよね。
丸山桂里奈さん(MC)

私も3か月ごろまでほとんど寝られませんでしたね。子どもが寝たかなと思って、私も寝ようとしたら、起きたり。「どうすれば自分が潰れないようにしていけるのか」と悩みました。

頼れる人たちに協力してもらいながら生活リズムをつくってほしい

回答:池田裕一さん

親も子育てに慣れていないですよね。特に第一子の場合は、体力的にも精神面でも大変です。ぜひ、パートナー、両親、ファミリーサポートサービスなどを活用して、頼れる人たちに協力してもらいながら生活リズムをつくってほしいと思います。


―― きょうだいで一緒の部屋で寝ることがあります。下の子が夜泣きして、上の子がぐっすり寝ることができないことはありますか?

赤ちゃんは一度寝てしまえば起きにくい特性がある

回答:池田裕一さん

子どもでも、外からの音や光の刺激などが多少はあります。一方で、テーマパークでだっこされながらよく眠っている赤ちゃんもいますよね。これは覚醒閾値(睡眠中の人を目覚めさせるのに必要な刺激の強さ)といって、起きる閾値が高いのです。赤ちゃんは一度寝てしまえばそのままずっと寝てくれて、起きにくいという特性もあるので、極端に気にしなくてもいいと思います。

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