家族が家事をしてくれない… 何かできることは?
家族があまり家事の手伝いをしてくれず、食べっぱなし、やりっぱなしが多いことが悩みです。夫の服が掛けっぱなし、畳んだ服が置きっぱなしといった状態もあります。
(お子さん9歳・5歳のママ)
(お子さん9歳・5歳のママ)
子どもたちにもいろいろな家事をさせてみる
回答:西﨑彩智さん ママだけが頑張るという家庭が多いようですね。それでは限界があります。家族みんなでしようと考えたとき、子どもたちにも役割・係を作ってあげることをおすすめします。 例えば、保育園にヒントがあります。子どもが自分で取れる高さ、引き出せる引き出しの重さなどです。我が家では、子ども用のコップと皿を決めて、自分で洗うようにしていました。 何か飲みたければ自分でコップを出して、飲んだ後に「次のコップはないよ」と言うと、自分で洗うんです。わりとたのしそうに洗っていましたよ。
丸山桂里奈さん(MC) 大人も同じですよね。いろいろなコップをたくさん使って片づけないより、自分用を決めたら、それを洗うと思います。子どもも大人も一緒にできますね。
家事の得手不得手を理解する
回答:小崎恭弘さん 家事や育児は、家族全体の共同作業なので、バランスが大事です。でも、家事には得手不得手がありますよね。それを、お互いに理解することが大切です。 私は洗濯を干すのは好きですが、畳むのが苦手なんです。苦手なものは「ちょっとお願い」というふうにしてみてください。
分担を「50:50と割合を決める」「気づいたほうがやる」はNG
回答:小崎恭弘さん 夫婦の分担で気をつけてほしいNG例があります。分担を「50:50と割合を決める」は、きちんとするのは、お互いにしんどいと思います。「気づいたほうがする」というのも、「気づかなかったらしなくていい」となってしまい、「気づかない合戦」が始まってしまいます。
りんたろー。さん(MC) 洗い物や料理をしたいと思っています。でも、洗い残しなど、家事の精度が低いようで、やることが狭まって結局その辺をただウロウロすることに…。
家事のゴール・バランスを話し合う
回答:小崎恭弘さん パパとママで家事のゴールに違いがあると、ストレスになったり、「何でできてないの?」「何でやらないの?」と思われたりします。 2人で話し合って、「ここまででいいよね」「私はここまではしてもらわないとイヤ」といったバランスを整理して、お互い理解していきましょう。
洗濯の「こうあるべき」を捨ててみる
すくすくファミリー 洗濯の「こうあるべき」という考えを捨ててみました。洗濯物は畳まずに、ママ・パパ・子ども・乾燥機にかけないもの、それぞれのカゴに入れています。 元々、私は洗濯物を「畳む派」でしたが、畳む時間をなかなかとれず、畳んだものを子どもが遊んで崩すのがストレスで。誰かに見られることもないので、自分たちが割り切ればいいと思って変えました。
干すハンガーとクローゼットのハンガーを一緒にする時短も
西﨑彩智さん 子どもが小さいときに「畳まない」という選択は、それでラクになるならOKだと思います。乾燥機にかけられない洗濯物は、干すハンガーとクローゼットのハンガーを一緒にすれば、掛け直したり畳んだりする作業がなく、ただ移動するだけなので時間の短縮になりますよ。
家事は自分たちが納得すればいい
小崎恭弘さん 「誰にも見られないし、自分たちが納得すればいい」と思ったことが、すてきだと思います。 育児・家事は、他の家庭や人と比べることがないですよね。だから、よくわからないままに自分たちのルールを決めたり、基準ができたりするのです。「こんなのでもいいんだ」と思ってもいいし、「うちの家は洗濯物を畳みたい」というなら畳んだらいいのです。
家事をラクにする「時短調理」
すくすくファミリーに、家事をラクにする「時短調理」を教えてもらいました。
長女(1歳)との時間を大切にするために、時短調理をしているそうです。
まずは、子どもが寝ている間に、野菜などをあらかじめカットしてタッパーやポリ袋に入れておきます。
そして1週間に3~4回は、タオルを使った保温調理をします。
①カレーやポトフなどの煮込み料理は一度よく火を通し、②フタを開けずに鍋ごとタオルでくるみます。あとは数時間ほうっておくだけ。③常温まで冷めたら冷蔵庫に入れて保存します。
余熱を使うことで光熱費を節約でき、鍋を焦がす心配もないのでオススメです。
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