パパの関わりが増えてメンタル不調が解消
1人目は里帰り出産で、産後1か月で自宅に戻りました。パパは朝から夜まで仕事で帰りが遅く、ほとんど育児に関われませんでした。子どもと2人だけの孤独な育児が続き、やる気が出ない、イライラが止まらないなど、心がどんどん追い詰められていきました。ひとりで頑張らなければと思っても、助けてほしい気持ちと、頑張っていることを認めてほしい気持ちがどんどん募っていきました。
長男が10か月を過ぎたころ、パパが積極的に育児するようになってくれました。私の気持ちも楽になり、一緒に子育てしていると思えて、不調の原因は孤独な育児だったと悟りました。
2人目の出産のときは、パパに育休を取ってもらいました。パパは「1人目のときのような恐る恐る感がなく、1人目と違った」と言っています。その後、パパの勤務時間が変わって以前より早く帰れるようになりました。毎日夫婦で話し合う時間が取れるようになり、心も体も安らげるようになりました。
(お子さん2人のママ)
長男が10か月を過ぎたころ、パパが積極的に育児するようになってくれました。私の気持ちも楽になり、一緒に子育てしていると思えて、不調の原因は孤独な育児だったと悟りました。
2人目の出産のときは、パパに育休を取ってもらいました。パパは「1人目のときのような恐る恐る感がなく、1人目と違った」と言っています。その後、パパの勤務時間が変わって以前より早く帰れるようになりました。毎日夫婦で話し合う時間が取れるようになり、心も体も安らげるようになりました。
(お子さん2人のママ)
―― 出産前や1人目の妊娠のときは、パパとのコミュニケーションはとれていましたか?
お子さん2人のママ 妊娠中は、パパの帰りが遅くても必ず一緒に食事して、夫婦で協力して育児しようと話していました。でも、夜間の授乳などで子ども中心の生活に変わり、パパが帰ってくるまで待てませんでしたね。2人目の出産後は、心にも時間にも余裕ができて、もっとパパとコミュニケーションをとっていきたいと思っています。
出産前に育児のスキルを学ぶ機会が大事
笠井靖代さん 2人目になると1人目の経験が生きて、「恐る恐るした感じがない」と言っていたのが印象的でしたね。今は、少子化で核家族化しているため、初めて抱く赤ちゃんが自分の子である場合も多いと思います。出産前後の子育てを具体的にイメージできるように、赤ちゃんのだっこやもく浴、授乳など、育児のスキルを学ぶ機会が大事になると思います。
社会全体で働き方が変わることが産前産後のメンタル安定につながる
市川香織さん パパの勤務時間が変わったことが大きいですよね。お互いに余裕ができたのだと思います。忙しいと、それだけで子どもに関わる時間は減り、親としての自覚や子どもへの愛着を抱きづらくなってしまいます。社会全体で働き方が変わることが、産前産後のメンタルの安定に重要だと感じました。コミュニケーションが増えたこともポイントで、家族で話せることはとても大事ですね。
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