実際どうなの? うつぶせ遊び
健診のときに「うつぶせ遊び」を勧められました。ところが、うつぶせ遊びをすると赤ちゃんがきつそうに見えてかわいそう。赤ちゃんの発達のために、もっと頑張ったほうがいいのでしょうか。
(お子さん5か月のママ)
(お子さん5か月のママ)
うつぶせ遊びについて、新生児期の赤ちゃんの発育と健康にくわしい加部一彦さん(埼玉医科大学総合医療センター 小児科医)に教えてもらいました。
うつぶせ遊び・タミータイムについて
乳幼児突然死症候群の予防のために、「睡眠時のうつ伏せは危険」であると警告されています。その結果、赤ちゃんは睡眠時以外も「あお向け」の状態で過ごすことが多くなりました。そこで、アメリカの小児科学会では、2017年から遊びの時間にはうつぶせで過ごすことをすすめるようになったのです。最近では、日本でも「タミータイム」と呼ばれ、注目されるようになりました。
赤ちゃんから絶対に目を離さない。無理にやらない。時間を限る
回答:加部一彦さん うつぶせ遊びは悪いことではなく、昔からやられていたことだと思います。ただ、その効果や、何かが大きく変わるのではないかと考えるのは、期待し過ぎかもしれません。 うつぶせ遊びをするときは、赤ちゃんから絶対に目を離さないことが大切です。親の目の届く範囲で一緒に遊ぶのであれば、それほど心配はありません。 タミータイムは、赤ちゃんが嫌がっている場合は無理にやらないようにしましょう。また、時間を限って行うことも大切です。
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