家で暴れる兄弟… どうすればいいの?

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2024/02/17

出典:すくすく子育て[放送日]2024/02/17[再放送]2024/02/22

息子2人はやんちゃざかりで、少しの間もじっとしていられません。家の中でも飛んだり騒いだり、ばたばた暴れるように遊んでいます。集合住宅なので「他の家の迷惑になるからやめてね」「下の人に響くよ」と繰り返し言いますが、あまり聞いてくれません。ケガも心配で、危ないことはやらないでほしいです。
長男が2歳のころは、強く叱ってやめさせようと思っていましたが、兄弟が2人になってあきらめました。「いい注意」って、どんな注意なのでしょうか。もう毎日が、疲労困ぱいです。
(お子さん5歳・1歳7か月のママ・パパ)

家の中のルールを作り、親子で確認できるように

回答:遠藤利彦さん

「暴れる」という表現でしたが、映像を見ると、兄弟で「体を動かしたくてしょうがない」が全面に表れていて、とても仲よく遊んでいる様子が伝わってきました。見ているこちらが、楽しくなってくるようです。
ただ、子どもが遊びに夢中になると、なかなか止まらないですよね。基本的には、徐々にルールを作ることが必要でしょう。「こういうときはやめよう」「何時になったらおとなしくしよう」などです。親子で確認できるように、紙にひらがなで書いて張り出しておくといいですね。そのように、親子で一緒に確認しながらルールを作るのも一つの方法です。

子どもと一緒に、住んでいる人に会いに行き、周囲と子どもとの関係をつくる

回答:柴田愛子さん

お子さんぐらいの年齢だと、「迷惑」の意味がわからないと思います。そこで、お子さんと一緒に下に住んでいる人の家まで挨拶に行って、どのくらい響いているのか聞いてみるのはどうでしょう。「いつもうるさいですか?」と聞くと、「そうだよ! うるさい!」と言われるかもしれないし、「あんまり気になってません」かもしれません。あるいは、「やっぱり夜はやめていただきたい」の場合もあるでしょう。実際に会って、話して、住んでいる人と子どもとの関係を作っていくと、子ども自身が「あのおじさんが嫌がっている」「あのおばさんはこう言っていた」と考えて、「自分はこうしたい」と自分でコントロールするようになると思います。
周囲の人たちに「大きくなったね」と言ってもらえるような関係になるのもいいですよね。


―― 子どもが危険なことをしていると、つい大声を出してしまうことがあります。どうしたらいいでしょう?

危険なときには感情を込めて叱る

回答:柴田愛子さん

危険なことは、間髪を入れずに「それはダメ!」と叱りましょう。感情的に叱ってはいけないと思いがちですが、私は感情を込めて叱らないと子どもに伝わらないと思います。大好きな人が喜んでいる、悲しんでいる、苦しんでいる。その感情は、子どもに直結しています。だから、なぜ危ないのか説明するより、「これは危ないからダメ!」と伝えたらいいと思います。
古坂大魔王さん(MC)

そうですね。危険が差し迫っているときは、そのほうがいいですよね。

感情が「親の本気」を伝える

回答:遠藤利彦さん

感情は、親の本気度を伝えるものです。子どものために感情をともなわせるわけです。例えば、目をしっかり見たり、ふだん使わないような言葉を使ったり、表情をつくったりすると、本気度が伝わります。子どもは「これは重要なんだ」というメッセージを受けることになるのです。

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