子どもが産まれてからの夫婦
桂里奈さんは、出産前に理想の夫婦像についてこう語っていました。
よく知り合いから夫の愚痴を聞くんですよ。こうはなりたくないなと思って。2人で協力してハッピーに子育てできるようになるには、どうすればいいのかな。 (丸山桂里奈さん)
夫婦で協力して子育てしたいと語っていた桂里奈さんでしたが、実際はどうだったんでしょうか。
桂里奈さんの期待に応え、夫の本並健治さんは、赤ちゃんのお世話を習っていました。子育てがスタートしてから、積極的に育児に向き合っているのです。
桂里奈さんいわく、夫は「あやしのプロ」「寝かしつけのプロ」「げっぷを出すプロ」だそうです。「私がやるより赤ちゃんが安心する」と、とても頼りにしています。
でも、この7か月、涙ながらに夫に訴えたり、ときには夫婦で言い合ったり、いろいろあったそうです。
丸山桂里奈さん 「子育てはハッピーにやりたい」「夫の愚痴は絶対言わない」と言っていましたが、今となっては、「本当にそんなことを言ってたの? 何で?」と思うくらいです。産む前はわからなかったんですね。育児は協力してやろうと言っても、だっこのしかたひとつで意見が割れて、お互い引かずにケンカになるなど、いろんな衝突がありました。
―― ぶつかり合いながら、どう夫婦の関係を立て直したんですか?
丸山桂里奈さん ママの立場だと「パパには、言わなくてもこれぐらいわかってほしい」と思っていたんです。でも、夫からすれば「言ってくれないと分からない」と。それで、「これをやってほしい」と全部言うようにしました。すると夫も「そこは気づかなかった。僕はこういうところをやるね」と言ってくれて。そんなコミュニケーションで乗り越えた気がします。
―― 言葉をたくさん交わしたんですね。
丸山桂里奈さん そうですね。最初は「これを言ったら『嫌だな』と思われるかな?」と、いろんなことを考えていましたが、そんなことは関係ないと思うようになりました。本当に大変だから、とにかく全て吐き出そうと思って。それから徐々に変わっていったと思います。
―― 大日向さん、桂里奈さんの話を聞いていかがでしたか?
大日向雅美さん 出産前に会ったとき、「夫の愚痴を言いたくない」と言っていましたね。桂里奈さんの本並さんへの感情は、恋だったと思います。それが今は、愛に変わったなと感じました。愛は、お互いの嫌なところ・醜いところも受け入れることができるか、バトルができるかだと思います。いろんなプロセスを経て、それでも一緒に生きていこうとなったわけですよね。 夫への恋一色が、子どもが生まれてどう変わるのかたのしみにしていましたが、もう愛に変わってきているのだなと思いましたね。
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