産んでみてはじめてわかったこと
2023年2月、女の子を出産した丸山桂里奈さん。産後、感染症にかかってしまい19日間の入院生活、退院後に子育てがスタートしました。産後2~3か月はお世話に追われ怒とうの日々で、記憶がなくなるほどだったといいます。
自宅に戻って12日目、自身の動画配信で育児の状況をこう話しました。
この前も、自分の顔を5日間ぐらい洗っていなかったんですよ。髪の毛も、帰ってきてから3日ぐらい洗ってなかったです。顔も洗うのも忘れちゃうぐらい、全く時間がなくて、こんなこと生きてきた中ではじめてです。 (丸山桂里奈さん)
赤ちゃんが何をしても泣きやんでくれない、理由のわからない「謎の泣き」にも、たびたび途方に暮れました。
自分が産んだ子でとてもかわいい、育児も大丈夫だろうと思っていました。でも、かわいいとかいう問題では解決できない、それだけでは育児は無理だと思いました。サッカーの走り込みも大変でしたが、大変さが違います。 (丸山桂里奈さん)
でも、産後2〜3か月になると、泣いている理由が少しずつわかってきたそうです。
ただ、まだ授乳後の吐き戻しがあったり、眠ってくれないときもあったり、相変わらず悩みはつきません。
きっと育児に正解はないのだけど、わからなすぎて、自分自身で詰め込んでやってしまいます。ママたちにいろいろ教えてもらえてとても助かりますが、人によって意見が違って、看護師さんもいろいろですよね。考えだすと果てしないです。 (丸山桂里奈さん)
鈴木あきえさん(MC) まさに産後のリアルですね。自分の産後の記憶が鮮明によみがえってきました。楽しさ、うれしさだけではない、責任感や心配、とにかく眠い。いろいろな気持ちでいっぱいになっていました。
丸山桂里奈さん 子育てはすごく大変だけど、本当に自分の愛する存在で、鼻に入れても痛くないと思えるんです。
古坂大魔王さん(MC) きっと、目に入れても痛くないですね。
産んでみてはじめてわかったこと「果てしなく続く育児」
丸山桂里奈さん 自分が子どもを産んで、「これからずっとお母さんなんだ」と思って、そのことに向き合うと1日が本当に一瞬なんですよね。朝も昼も夜も、ずっと娘につきっきりです。ごはんや家事など、自分たちの生活でしなくてはいけないことがあってもできなくて、葛藤もありました。赤ちゃん中心なのは当たり前なんですけどね。
鈴木あきえさん(MC) 私が子どもを産んで、自分の家に帰ったときに、すごくうれしい気持ちと同時に「あ! 今後、一人の時間がないんだ…」と絶望感のような気持ちも少しありました。
丸山桂里奈さん わかります。私もそうでした。
産んでみてはじめてわかったこと「謎の泣き」
丸山桂里奈さん 本当に何をしても泣きやみませんでしたね。例えば、おむつかな? おなかすいたかな? 寂しいのかな? などいろいろ考えて、ありとあらゆることをやっても泣いていて、だっこしてもだめで。泣きやみそうかなと思ってもずっと泣いて、「もう、どうしたらいいんだろう」と毎日思っていました。全くわからなかったです。
―― 7か月になった今はどうですか?
丸山桂里奈さん 今は、ある程度、意思疎通ができていると感じます。「おなかすいてるんだな」「おむつ汚れているのかな」と徐々にわかってきました。一緒にいると、通じ合うものがあるように思います。
―― 理由のわからない泣きには、どのように対応していたんですか?
丸山桂里奈さん 自分が全部、ありとあらゆることをしていたので、一緒に泣いてしまったときもありますよ。 赤ちゃんを落ち着かせるために、家の中を歩きまわってみたり、歩きまわるルートを変えたりしましたね。泣きやむまで、ずっとだっこをしていたように思います。気づけは1~2時間ぐらいたっていることもありました。高く上げてみたり、下げてみたりもしましたね。関係ないようでしたが。
―― ちなみに、ご両親と同居しているんですよね?
丸山桂里奈さん そうなんです。私の実家で一緒に暮らしています。もちろん、両親のサポートもありますが、親も仕事があるので、育児のメインは夫婦2人でやっていこうと決めて、そうしています。家族の支えがあるのは、とてもありがたいです。2人でも大変なのに、1人で育児をしている方はなおのこと大変だと思います。
―― 大日向さん、桂里奈さんの話を聞いていかがでしたか?
大日向雅美さん 産後の動画配信は、とても貴重だと思いますよ。映像でみると、目もうつろで、表情もない状態で。それから7か月、これまでのことを語るまでに力をつけたんですね。
丸山桂里奈さん 本当に貴重ですね。そのときは、こんな自分になれると考えられませんでしたが、振り返ると「あのときは一瞬だったな」と感じます。とてもいい経験になったと思います。
PR