以前、息子(1歳9か月)が39℃の熱があるのに、ごはんをすごく食べたがったことがありました。「食べるのは元気なことだ」と思って、どんどん食べさせたのですが、最後に全部吐いてしまいました。発熱のときの食事の注意点などがあれば知りたいです。
(お子さん6歳・1歳9か月のママ)
(お子さん6歳・1歳9か月のママ)
発熱時などは、胃腸の動きが悪くなりやすい
回答:福井聖子さん 基本的に「このようにしなさい」といったものはありませんが、病気のストレスで、胃腸の動きなどが悪くなりやすくなります。39℃などでつらそうなときは、食事は少なめのほうがよいかもしれません。たくさん与えたあとにもどしてしまっても、そのことで病気が悪くなることはありませんので、次から注意すればいいと思います。
おう吐後30分程度は胃腸を休ませる
回答:福井聖子さん おう吐したあとは、どうしても吐き気が続き、すぐに食べると吐いてしまいます。発熱以外のときでも、おう吐のあとは30分程度胃腸を休ませたほうがよいでしょう。
―― 食事の内容は、どのようなものがよいですか?
発熱時の食事は、消化のよいもの・刺激の少ないもの
回答:福井聖子さん 胃に負担がかからない、消化がよいもの、刺激の少ないものがよいでしょう。消化によいものは炭水化物に多く、うどんやおかゆなどです。タンパク質であれば、白身魚や鶏など、あまり脂っこくないもの。また、アレルギーがなければ、プリンや豆腐などは食べやすいと思います。
子どもの様子を見ながら調節していく
回答:福井聖子さん 病気になったときの食欲は、子どもによって違います。お子さんが「食べたい」と言ったのも、ある程度食欲があったのでしょう。ただ、「栄養がつくから」といって無理に食べさせると、負担になっておう吐することもあるので、子どもの様子を見ながら、そのときに合わせて調節していきましょう。
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