支援センターで、子どもを注意する態度を改善してほしい…
子育て支援センターで、子どもたちが紙芝居を聞いていたときのことです。ある子どもが大きなリアクションをとると、強い口調で子どもを静止するスタッフがいました。ただ、その子は、紙芝居が聞こえないほど暴れていたわけではありません。楽しんではしゃいでいる子をおさえつけるような行動で、心苦く感じました。意見しようか迷いましたが、これってモンペでしょうか?
(昆虫博士さん)
―― 施設での「むむむ」。あなたならどうしますか?
質問スタイルでルールを確認する
藤本美貴さん たとえ子どもが喜んでいても、騒いでいる度合いにもよると思います。注意する大人のほうも、「こっちにきて一緒に見よう」など、やさしい言い方があると思いますが、人によって得手不得手があるのでしょうね。 私は、 「むむむ」と感じたら常に質問スタイルなので、「子どもが注意されていましたが、どういうことなんですか?」と聞きます。もしかすると、「座って見る」というルールがあったのかもしれません。わからないことは全部聞くわけです。質問するときは、常に「あっ、そうなんですね、すみません」と引ける気持ちで聞いています。言い争うためではなく、本当に聞きたい気持ちなんです。
必ず行く場所ではないので意見せずに身を引く
鈴木あきえさん(MC) この施設は必ず行かないといけない場所ではないので、意見せずに身を引くと思います。言うためのエネルギーを使うより、別の施設に行くことを考えますね。
古坂大魔王さん(MC) 私も同じかもしれません。参加は自由で、私たちも選べるわけですから。園とは違うと思います。
一緒に良い注意のしかたについて話し合う
あばれる君さん 私の場合は、強い口調を聞いたら、「ちょっとすみません、もう少し言い方がありますよね」と言うと思います。「もうすこしやわらかい言い方はどうですか? お互い気持ちよく過ごせるように考えましょう」と、一緒に良い注意のしかたについて話し合いたいです。もっといい言い方があると気づいてほしいですね。
―― 大豆生田さん、みなさんの考えはいかがですか?
子育て支援センターなどでは遠慮せずにスタッフに伝える
大豆生田啓友さん 子育て支援センターは親子がほっとできる居場所です。例えば、家で走り回ったり、スーパーで怒られたり、そういった子どもたちの居場所であり、親もそこでほっとできる。そこで怒られると行きにくくなります。できれば、怒らないで対応してほしいですね。その意味では、遠慮せずにスタッフに要望を伝えていいと思います。
古坂大魔王さん(MC) 施設のみなさんは、子どものためにしていることで、たまたまボタンのかけ違いがあったのかもしれません。親子でほっとしてほしくて開いているわけですよね。
大豆生田啓友さん そうですね。支援センターのみなさんもわかっていると思います。不特定多数のいろんな子がいるので、想定外のことが起こることもあります。悩ましいこともあると思います。おそらくその声を受けて、施設側もいろいろと工夫していくと思います。
藤本美貴さん 親側も、子どもに「静かにしようね」「ちょっと座んなさい」と言うなど、親としてできることをしたほうがいいと思いますね。
古坂大魔王さん(MC) 施設に対する「ありがとうございます」という感謝の気持ちも大事ですね。
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