ママがイライラしているとき、パパにどうしてほしい?

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2023/08/20

出典:すくすく子育て[放送日]2023/08/20[再放送]2023/08/24

自分がイライラしてるとき、相手にどうしてほしいのでしょうか。みなさんに話を聞きました。

白鳥久美子さん

ただ「そうだね」と話を聞いて、最後に「ごめんなさい」と言って終わらせてほしいですね。夫もいろいろしてくれているので、「いや、俺だってやってるよ!」と言うのですが、口答えされると、どうしてもイライラしてしまうんです。
すくすくファミリー(ママ)

改善案や反論ではなくて、「うん」「そうだね」と共感してほしいです。
すくすくファミリー(パパ)

例えば、ママが子どもに対してイライラしているときは、私がおどけて子どもの世話を買って出て、ママと子どもが距離をとれるようにしています。
すくすくファミリー(ママ)

私が子どもにイライラしているとき、パパが間に入ってくれてるのはとてもありがたいです。
すくすくファミリー(ママ)

3分間でいいので、反論せずに真剣に話を聞いてほしいです。相づちも入れてもらえると、さらにうれしいです。どうしてもけんか口調になるので、まずイライラを吐き出してすっきりしてから、ゆっくり話し合ったほうがうまくいくと思います。

話は気持ちを「聴く」つもりで

倉石哲也さん

「話をきく」には2つ大事なことがあります。まずは忍耐です。「きく」はいくつか漢字がありますが、必要なのは「耳に十四の心」と書く、傾聴の「聴く」です。単に話を聞くだけではなく、気持ちを「聴く」つもりで、「いろんな気持ちがうごめいているのだろう」という思いで、しっかり聴くことが大事です。

結論のないままの話を聴くのは、聴く側に心構えが必要

倉石哲也さん

もう1つは、聴く側の心構えです。話を聴く側は、「どうすればいいか」と解決志向になりがちです。でも、そんな結論を求めていたわけではないかもしれません。結論のないまま話を聴くのは、聴く側にある程度の心構えが必要です。すぐにできる人と、そうでない人がいると思います。また、距離をとることも、とても大事なことです。

よかれと思ってしたことが妻を怒らせてしまう

ここで、白鳥さんの夫・チェリー吉武さんにも、夫婦関係の変化についてどう思っているのか、話を聞いてきました。

チェリー吉武さん

妻が母親になり、「こんなに変わるんだな」と思いました。「ダラダラしないで」と言われたり、お風呂の掃除をしては「水カビが落ちてないよ、気づいてなんでしないの?」と言われたり、細かいところに気づいてと言われますね。
日々妻に合わせて家事・育児をしているのですが、先日妻を怒らせてしまったことがあります。妻が子どもと昼寝をしているときに、玉ねぎとにんじんとジャガイモとカレー粉があったので、「カレーを作るんだな、僕が準備をしよう」と思って、野菜を切ったり、皮をむいたりしていました。そこで妻が起きてきて「やめてよ!カレーは明後日、今日は南蛮漬けを作るつもりだったの」と怒られてしまって。よかれと思ってやったことですが、もめそうになったのですねました。どうすればいいのかわかりません。難しいですね。
古坂大魔王さん(MC)

チェリーさんは「今日はカレーだから、作ってあげたら助けになる」と想像していたんですね。
白鳥久美子さん

そうなんです。まとめ買いした材料を冷蔵庫に入れていただけなのに、夫は勝手に「今日はカレーだ」と勘違いしてました。でも、私は鮭など傷みやすい食材を先に使いたかったんです。それに、夫の料理はあのときだけで、ふだんから料理をしていればもめることもなかったと思います。「よかれじゃない、迷惑になる」とけんかになりました。
すくすくファミリー(ママ)

助かると思う反面、消費期限、栄養、食費などを考えて計画しているので、それが崩れるとイラっとしてしまいますね。
すくすくファミリー(パパ)

「よかれと思って」は、すごくわかります。「少しでもママが楽になるといいかな」と考えてやっているつもりだけど、裏目に出ることがよくあるんですね。
古坂大魔王さん(MC)

食材の消費期限などは、ふだんからしていないと想像がつかないところがあるかもしれません。
鈴木あきえさん(MC)

ママの家事でやることが多すぎるからかもしれません。わが家でも「洗濯物が少ないのに、どうして夫は洗濯機を回してるの?」といったことなど、よくあります。


―― 倉石さん、みなさんの話を聞いていかがですか?

それは違うと思っても、何回かに1回は感謝を伝える

回答:倉石哲也さん

カレー作りは、本当に残念でしたね。ただ、せっかくやろうとしているので、違うと思っても何回かに1回は「ありがとう」と感謝を伝えてみてはどうでしょうか。これは練習でもあるわけで、「ダメ」と否定されたらどうしていいのかわからず、「もういいや」となってしまいます。「実は、そうじゃない」ことがあっても、感謝を伝えれば、次の家事・育児の参加がしやすくなると思います。


―― 余裕がないとき、夫が邪魔する人のように見えてしまうことがあります。「チーム」という感覚が大事でしょうか?

良いチームになる目標は「子どもをきちんと育てていくこと」

回答:倉石哲也さん

良いチームになる目標は「子どもをきちんと育てていくこと」ではないでしょうか。その目標のためには、パパがやろうとしていることを、ママが頭ごなしに否定するだけでなく、褒めたり感謝したりしながら、パパも参加するようにしていく。その様子を、子どもは見ています。チームになって一緒にやることは、子どものためにもなる、大事なところです。
白鳥久美子さん

これまで「練習期間」という考えを持っていませんでした。いつも「完璧に」と思って、夫にも完璧を求めてしまっていました。練習中に「何でできないの!」と言われたら嫌ですよね。夫のやる気を下げていたと、改めて思いました。

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