育休と自営業、どうやって育児の時間を持つ?
2023年8月現在、自営業者やフリーランスには育休制度がなく、その恩恵が受けられません。そんな自営業のパパからも声が寄せられました。
5人の子どもを育てています。仕事は自営業で、農業を営みながら、畑で取れた小麦を使ってうどんを作り、お店で提供しています。農作業とうどん店の経営、2足のわらじを履きながら、育児と家事の時間もしっかり確保するようにしています。 自営業には育休制度はなく、給付金もないので、自分で工夫していくしかありません。私の場合は、子育ての時間をつくるために、店の夜の営業を減らして、家に早く帰るようにしました。最終的に夜の営業をやめました。 最初は収入が減ると思い、とても不安でした。でも、営業時間を減らしていくと、なぜか売り上げが上がったのです。時間を減らすことでシンプルになって、集中できたり、それでおいしくなったり、よい影響があったのかもしれません。 (お子さん5人のパパ)
―― 小﨑さん、天野さん、この話を聞いていかがですか?
子どもの誕生を契機に働き方・人生が変わる
小﨑恭弘さん 子どもが生まれたこと、子育てを契機に、自分の働き方や人生が変わることがあります。このパパのケースでは、集中できるようになるなど、仕事にいい影響があって、収入も上がっています。子どものこともできるようになっていて、いい見本だと思います。
家族第一主義への変換が、イノベーションを生む
天野妙さん 売り上げを重視すると、営業時間を延ばしたり、労働時間を増やしたりすることを考えがちです。でも、時間を減らしながら売り上げが上がる場合もある。働き方、営業方法、仕事のしかた・あり方をシンプルにわかりやすくしたことで、イノベーションが生まれたと感じました。家族第一主義に変換したからこそ、なしえたことではないかと思います。
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