育休・ここが不満!
「育休・ここが不満!」というテーマで、みなさんの話を聞きました。
育休で保育園の時間が短くなる!
育休中、保育園に預けられる時間が短くなるのが困る。パパに頼めていた送迎がママの担当になって大変でした。
鈴木あきえさん(MC) 自治体によっては、育休中は上の子どもを保育園に預けられなくなるなど、地域差がありますよね。
小﨑恭弘さん いろんなところで問題になっています。実は、育休中でも一定の保育が認められていますが、地域によっては待機児童の課題もあり、なかなか解消できないのです。
天野妙さん とても気持ちがわかります。この逃げ道を探るとすれば、例えばパパが時差出勤して、朝の送りを担当するのもひとつの方法です。また、外部のサービスを利用したり、近所の方の力を借りたり、同じ育休中のママ友の力を借りてみたりできるとよいのではないかと思います。
育休で収入が減ってしまう!
フリーランスなので育休中の補償がありませんでした。フリーランスにも育休の給付金があると助かります。
育休で半年を過ぎると、給付金の割合が下がるのは困ります。せめて1年間は同じ割合で支給してほしい。
鈴木あきえさん(MC) やはりお金の問題が気になりますよね。育休で収入が減ってしまうことが大きいと思います。
天野妙さん 現在、政府が「骨太の方針」という方針を定めているところで、その中で自営業者・フリーランスの方々の所得補償について議論が進んでいます。また、育児休業の2か月間は、育休給付金の給付率を100%にすることも検討されています。そのように、少しずつですが変わってきていると思います。
小﨑恭弘さん 日本の育児休業制度は、世界的に見ると優れているといわれてます。育休がない国もたくさんある中、期間が長く、給付率も世界一だといいます。基本的に育児休業中は社会保険料が免除され、手取りは休む前の8割程度になっているので、育休を自分たちの生活を見直すタイミングにしてほしいと思います。
育休を夫婦で話し合うきっかけに
天野妙さん 育休は、自分たちが何を大事にするのか、どうして働いているのか、何でお金が必要なのか、子どもにどんな教育を受けさせたいのか、自分たちがどういう親でありたいかなど、そういったことを話し合う絶好の機会です。実際に育休をとれるかどうかに関わらず、話し合うきっかけにしてほしいと思います。 また、パパが育休をとることで、ママの産後うつの抑制にもつながります。子どもが生まれるときは、ぜひ育休について話し合ってください。
育休はすてきな家族になるための助走期間
小﨑恭弘さん 育児は、自分たちの都合だけで進めることはできません。妊娠のタイミングや出産のタイミングもそうです。出産が予定より早くなることもあります。いろんなことを「チーム家族」で頑張って乗り越えていくような家族をつくっていってほしいと思います。まずは子どもの育ちを大事に、育休を、これからすてきな家族になる助走期間だと考えてみましょう。
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