モヤモヤ子育て ~ 子どもの行動にどう対応する?
「モヤモヤ子育て」のコーナーでは、みなさんから寄せられた「育児のモヤモヤ」について、みんなで考えていきます。今回のモヤモヤはこちら!
わが子がお気に入りのおもちゃは、「声に反応して話をするロボット」です。しばらくは楽しく遊んでいたのですが、「中がどうなっているのか知りたいから壊してみる!」と言い出してしまいました。どうしたらいいのでしょう。
すくすくファミリー 〇子どもの好奇心を否定したくないので、「どうなってるんだろうね。元に戻らないかもしれないけど、どうする?もう1回買うのはなしよ」と言って受け止めると思います。でも、最初は「やめときな」と言うでしょうね。 〇ロボットに耳をあてて、「壊しちゃったら、ちゃんとお話しできなくなっちゃうから悲しいって言ってるよ」と伝えると思います。1回分解すると、なんでも壊してしまいそうなので、壊さない方向で考えます。 〇天才かよ!と思って、「見てみようか」と言いたいところですが、高価なおもちゃだと話をそらすでしょうね。例えば、音に興味があるなら、「音について調べてみよう!」と言って、一緒に糸電話を作って実験してみるのもいいかもしれません。
古坂大魔王さん(MC) 「OK!壊そう」となってしまいそうです。もちろん高価すぎるものは考えますが、おもちゃであれば壊さなくても、ドライバーを使えば開いて中を見ることはできると思います。
鈴木あきえさん(MC) 値段と思い入れによりますが、どうにか壊さない方向に持って行くと思います。
要求の芯の部分をつかむ
回答:川田学さん 「糸電話」はすてきな展開だと思います。「気をそらす」という言い方もありますが、要求の芯の部分をつかめば、別の形で実現することができるわけです。分解することに興味があるのであれば、リサイクルショップなどで中古のラジオを入手して解体してみるのもいいでしょう。ドライバーなどを使って開けていくことは、とてもおもしろい経験になると思います。
子どもが発信してくるときは自主性を育むチャンス
回答:川田学さん 子どもの「壊したい」に、何の悪気もありません。素直な気持ちなのです。このように子どもが発信してくるときは、自主性を育むチャンスです。 ただ、そういった子どもの自主性の芽は、親にとって突拍子もなく、困った形で出てきます。例えば「今日から自分で着替えます」のように、親にとって都合のよい形では出てきません。そこで、親が「困るからダメ」と言うより、どうやったら可能になるのか一緒に考えたりすることで、子どもの自主性が育っていくと思います。
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