目と目があったら、くっつき虫期

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2023/05/13

出典:すくすく子育て[放送日]2023/05/13[再放送]2023/05/18

目と目があったら、くっつき虫期

1歳になる娘は、目と目が合った瞬間に両手をあげて「だっこして」のポーズをとります。私がトイレに行こうとしても、ずっとついてきます。だっこをおねだりしたり、足にしがみついてきたり、ひざの上に座ったり、1日のうちの8割ぐらいはくっついているかもしれません。
(お子さん5歳・1歳のご家族)

すくすくファミリー

〇うちの子もくっつき虫期です。特に夜の寝かしつけのときはくっつきまくりです。
〇パパが好きすぎて、パパのあとをトイレの中やおふろでもどこでもついていきます。


―― 遠藤さん、どうしてくっつきたくなるのでしょうか?

信頼のできる人にくっついて安心感に浸りたい

回答:遠藤利彦さん

子どもは、怖くて不安なときに信頼のできる人にくっついて、「もう大丈夫だ」という安心感に浸りたいものです。ハイハイができて、歩けるようになると、それまでは待つことしかできなかったのに自分からくっついていけます。親がどこかに行こうとすると、すぐに追いかけることができる。ただ、どれぐらい強く表れるのかは個人差があります。くっついて回ることが激しい場合もあります。

歩きはじめると楽しい・見たいという欲求が広がっていくが、周りに誰もいないと不安になる

回答:遠藤利彦さん

歩きはじめた子どもは、世界と恋をして、あれも楽しい・あれも見たいという欲求が広がっています。でも、歩いていたときに、振り返るとお母さん・お父さんがいないと突然不安になります。そんな気持ちが強く経験された場合、くっつく行動がみられるといわれています。お母さん・お父さんが信頼できる人だから、基地や避難所にもなるのです。


―― 「くっつき虫期」を卒業するには、どのようにすればよいでしょう?

子どもが見通しを立てられるように

回答:遠藤利彦さん

まず、子どもと離れるときは、いつ帰ってくるのか声かけをしましょう。その約束が一貫して守られると、子どもは見通しを持てるようになります。そこで、行き当たりばったりの行動をしてしまうと、見通しを立てることができません。行動をパターン化・ルーティン化していくことが重要です。

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