長期入院中の子どもたちは、どんな教育を受けている?
長期入院中の子どもたちは、病院内に設置された特別支援学級など、通称「院内学級」で教育を受けることができます。院内学級は、全国の小児がん拠点病院や小児がん連携病院などの一部に設置されています。
例えば、国立成育医療研究センター(東京都世田谷区)の場合。5階フロアに、東京都立光明学園の「そよ風分教室」が設置されています。
ここでは、2週間以上入院している小学生から高校生までの子どもたちが、治療を受けながら勉強しています。授業は、一般の学校と同じように6時限。新型コロナの流行以降は、病室にいたままで受けられるオンライン授業もはじまりました。
こうした院内の学校がない場合は、教師が出張して授業を行う「訪問授業」が行われている病院もあります。
コメント:佐野健一郎さん(主任教諭) 子どもたちは、院内学級での人との関わりの中で、ときにはぶつかり合いながら成長して大人になっていきます。私たちは、限られた環境の中でも、子どもたちがいろいろな経験ができるように工夫して準備をしています。
PR