シングルだからこそ、セルフケアのすすめ
ひとり親のセルフケアについて、6歳の子どもを育てているママに話を聞きました。
ひとり親の子育てで大事にしていることは、忙しい中にも自分の時間を持つことです。ずっと親子2人で向き合っていかなければいけないので、お互いが張り詰めているとすぐにわかります。直接子どもに感情をぶつけてしまうことを避けるためにも、ワンクッションが非常に大事だと感じます。 そこで出会ったのが、シングルママのためのセルフケア講座です。週に1回、30分のレッスンで体を動かし他のメンバーとの交流を通して、心と体を解放しています。 (お子さん6歳のママ)
このセルフケア講座を主催する吉岡マコさん(シングルマザーズシスターフッド代表)もシングルのママだといいます。講座について話を聞きました。
ひとり親の多くは自分の時間を取ることに罪悪感を持っています。子どもに尽くさないといけないと思って、自分のことを後回しにする傾向があるのです。でも、本当は自分をケアすることが、子どもに尽くすことにもなります。 (吉岡マコさん)
この講座は、ひとり親支援の助成金により参加費は無料です。参加できるのはシングルママだけとあって、同じ仲間同士、気兼ねなく話すことができるようです。
<参加者の声> 〇ストレッチだけではなく、話をする機会もあるのでとても癒やされます。 〇自分一人だと、ふだんの仕事や家事、育児に追われてしまい、こんな時間が持てないので、「やりますよ」と言っていただいて時間をとるのが、自分には必要だと感じています。 〇ちょっとひと呼吸置けるので、子どもとの向き合い方がやさしくなったように思います。
シングルマザーズシスターフッド
https://www.singlemomssisterhood.org/
コメント:スザンヌさん 体を動かすのもいいですね。とても気持ちよさそうでした。 私の自分の時間といえば、大学での勉強です。経済やビジネス、心理学などを学んでいます。子どもが小学校に上がって、一緒に勉強したい気持ちがわいたことがきっかけでした。子どもの卒業と私の卒業が同じタイミングになるので、そこを目指しています。 勉強であっても、自分の時間をつくることで、子どもにやさしくなったと感じます。勉強の大変さも思い出して、子どもが「宿題、大変」と言うのもわかるから、「きついよね、宿題」と言って共感できるようになりました。
―― 経済的な余裕がないなど、自分の時間を持つのが難しい方もいますが、いかがでしょうか。
“自分の時間”を過ごすためのリストを持つ
回答:赤石千衣子さん セルフケアは、ちょっとした5分の散歩でも、プチデザートを買ってくるなどでも、なんでもいいのです。自分のための時間を持つと、子どもにもやさしくなれます。まずは、“自分の時間の過ごし方”をリストにして持っておきましょう。
ひとりで頑張らず他の人に「助けて」と言っていい
回答:赤石千衣子さん ひとり親は、どうしても「ひとりで頑張らないといけない」と思っている方が多い。でもそんなことはありません。他の人に「助けて」と言っていいのです。そのことを覚えておくと、とても楽になります。
「しんぐるまざあず・ふぉーらむ」では、電話やメールでのご相談も受け付けています
https://www.single-mama.com/
こちらはシングルパパママのための情報サイト「イーヨ」です。ひとり親家庭の体験談や支援制度などの情報が掲載されています。
https://s-iiyo.com/
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