健康に関わるような危険な泣きを見極めるには?
夫婦ともに育休をとって、はじめての育児を頑張っています。双子のきょうだいで、なぜか、夕方になると同時に泣きます。食事の準備などで忙しい時間で、ママが料理などの家事をしているときは、パパが2人をだっこしてあやします。だっこしているとおとなしくなりますが、おろすと泣き出します。それからも、2人が交代で泣いたりぐずったりして、気づくと真夜中になっていることもあります。
双子を泣きやますのは大変で、つい泣かせっぱなしになることもあります。泣かせたままで大丈夫なのか、健康状態にかかわるような危険な泣き方をどう見極めたらいいのか知りたいです。
(お子さん6か月ふたごのパパ・ママ)
双子を泣きやますのは大変で、つい泣かせっぱなしになることもあります。泣かせたままで大丈夫なのか、健康状態にかかわるような危険な泣き方をどう見極めたらいいのか知りたいです。
(お子さん6か月ふたごのパパ・ママ)
だっこ歩きで泣きやまないときは症状がないか確認
回答:黒田公美さん だっこ歩きを3~5分すると泣きやんでおとなしくなるのであれば、ほとんどの場合、危険な泣きではないと考えられます。具合が悪くて泣いているときは、だっこ歩きをしても泣きやみません。例えば、熱の出始めや、発疹などの症状がないか確認しましょう。赤ちゃんはよく中耳炎になりますが、そのときは耳を触ることがあります。そういったいつもと違う様子があるか気をつけてください。 医学的な問題がないとわかれば、たくさん泣いたとしても、少し泣かせたままになる時間があっても、その後の発達には問題ないことがわかっています。
※危険な泣きのときは、医療機関で受診してください
赤ちゃんの泣きは発達にともない理由が変わる
回答:岩佐寛子さん 赤ちゃんの泣きは、月齢が進むにつれて理由が変化していきます。 生まれて間もない赤ちゃんは、空腹などの不快が主な泣きの理由です。その一方で、理由がわからず、何をしても泣きやまないような泣きがみられる時期でもあります。 3か月を過ぎると、さびしさを訴えて泣くようになります。さらに成長すると、いつもお世話をしてくれる人と他人を区別できるようになるため、人見知り泣きや、親が離れると泣いてしまう後追い泣きもはじまります。この時期、泣きの理由がもっとも複雑になります。 お子さんは6か月なので、だんだん複雑な泣きが出てくる時期です。
―― 料理中など、赤ちゃんが泣いても対応できないときは、どうしたらいいでしょうか?
あなたのことを気にしているというメッセージを送る
回答:岩佐寛子さん 赤ちゃんを安全な場所に寝かせて、少し離れるのもひとつの方法です。料理中で対応できないときは、料理をしながら実況中継してみましょう。まず、「〇〇ちゃん」と名前を呼んで、「今からお母さんごはんつくるから、ちょっと離れるけど、戻ったらだっこするからね」と声をかけます。台所にいるときは、「にんじんを切っている音だよ」「お肉を炒めているよ」など、実況中継を続けます。あなたのことを気にしているというメッセージを送るわけです。そして、用事が終わったら赤ちゃんのところに戻って、泣いていればだっこして、「ありがとうね。よくがんばったね」と声をかける。泣き疲れて寝ていたら、静かに頭をなでて「ありがとう」と伝えてください。
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