子どもに指示を出し過ぎ?
例えばごはんのとき、娘(3歳9か月)に「お魚を食べたら餃子を食べていいよ」「行儀が悪いから手を出して」など、嫌がられているだろうなと思いつつ、つい口うるさく指示を出してしまいます。最近、この「指示ぐせ」が娘にうつっているかもしれない、と思えて気になっています。例えば、おままごとをするとき、自分で決めたストーリー通りにしたいようで、親や周りの人に、どんなセリフを言うのかなど、全部指示をします。私が指示しがちだから、言い過ぎだからそうなるのではないかと心配ですが、干渉せずに見守るのも難しいです。
(お子さん2人のママ)
(お子さん2人のママ)
食事はおいしくいただくことを考える
回答:柴田愛子さん つい「あれを食べろ、これを食べろ」と口を出してしまいますよね。でも、好きなものを先に食べたり、最後にとっておいたり、子どもにも食べる順番に好みがあります。いろいろ言われると、楽しくなくなり自分の思うようにできなくなっていきます。 やはり、せっかく手をかけて作った食事を、おいしく食べることがいちばんではないでしょうか。ママも口を出しながらだと味に気がいきませんよね。いろいろと言い過ぎず、「今日の餃子はおいしいね」「ママ上手でしょ」と声をかけながら、一緒においしくいただこうという空気ができれば、親子ともホッとできると思います。
子どもに関わるときの3つの「W」
回答:遠藤利彦さん 子どもと関わるときには、3つの「W」を考えてみましょう。1つ目は「Wait(ウエイト)」で、子どもを待つこと。次が「Watch(ウォッチ)」で、見ること。最後が「Wonder(ワンダー)」で、「この子はどうしてこんなことをするのかな」と考えることです。このように、余裕を持って子どもに働きかけることを少し考えてみてください。
食事を一緒に楽しむ
回答:遠藤利彦さん 「〇〇ちゃんはこれが好きなのね。これが食べたいんだね」のように、まずは子どもの気持ちを受け止めて、「だけどお母さんはこっちを食べてほしいな」と伝えてみてはどうでしょうか。そんなやりとりを楽しんでいくと、食事は栄養のためだけではなく、食べることで家族の感情的な絆が深まるものになります。
子どもは日常を模倣して、ごっこ遊びにする
回答:柴田愛子さん 子どもは、日常の暮らしを模倣して、ごっこ遊びをします。おままごともそうですね。保育現場で子どもたちの遊びを見ていると、家族のありようがわかってくるのですよ。もし、子どもの遊びを見て、「こんなに言っているの?」と感じるなら、少し考えてみるといいかもしれません。
「言い過ぎ」と感じたら、目をそらす・人に聞く
回答:柴田愛子さん 自分で「言い過ぎかもしれない」と思ったら、子どもから目をそらしてみましょう。子どもを見ているから口が出てしまうわけです。それから、周りの人に「私、言い過ぎ?」と感想を聞いてみるのもいいですね。子どもはなかなか言わないので、例えばパパの客観的な意見を聞いてみる。「ちょっと言い過ぎかもしれないね」と言われたら、素直に「そうですね」と納得することが大事です。
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