長女(2歳)は何かに集中すると、何度声をかけても振り向いてくれません。例えば、保育園の準備のとき、おままごとに夢中になって、なかなか話を聞いてくれません。「着替えようね」「遅れちゃうよ」「保育園から帰ってからいっぱい遊べるよ」など、いろんな言い方をしますが反応がないんです。「保育園で水遊びするんじゃない?」と聞いたところ、やっと振り向いてくれました。いつも、いろいろと試していますが、まだ声かけの決め手がわかりません。子どもが反応してくれないとき、どう声かけしたらいいでしょうか?
(お子さん2歳8か月・7か月のママ・パパ)
(お子さん2歳8か月・7か月のママ・パパ)
楽しいイメージが湧く具体的な声かけを
回答:岩井久美子さん 子どもも意志を持った一人の人間なので、いろいろな思いがあり、簡単に大人の思い通りにはならないですよね。 「楽しい〇〇があるよ」のように、具体的な声かけをしてみましょう。映像を見ると、「水遊びがあるよ」と言ったときのお子さんの表情がかがやいていましたね。お子さんの中で、楽しいイメージができるわけです。「早くしなさい」だけでは、何を早くするのか、どうして早くしないといけないのか、その意味が伝わりません。子どもに楽しいイメージが湧くような声かけを心がければ、大丈夫だと思います。
子どもが自立しはじめている
回答:倉石哲也さん 子どもが言うことを聞かなくなるのは、自分の世界をつくり、自立しはじめているときです。言うことを聞かないと、親は目くじらを立ててしまうかもしれませんが、子どもの自立という考え方も持つほうがよいでしょう。
もともと、集中するとなかなか振り向いてくれない子でしたが、下の子が生まれて赤ちゃん返りがあり、イヤイヤ期になり、さらに振り向いてくれなくなりました。
上の子どもと遊ぶ時間を持つ
回答:倉石哲也さん 下の子が生まれてから、お子さんと遊ぶ機会が減っているのかもしれませんね。それで、何度も声かけしてほしいと思っているのかもしれません。親がもう少しお子さんと関わる時間を持てば、「お母さんが私と遊んでくれた」とうれしい気持ちになり、満足するかもしれません。
子どもの世界に入って一緒に遊んでから声をかける
回答:倉石哲也さん 例えば大人でも、集中して音楽を聴いたり映画を見ていたりするとき、誰かに声をかけられても、はっきりしない返事をするときがありますよね。子どもも同じです。 子どもが自分の世界に入って遊んでいるときは、世界の外から声をかけても聞こえません。大人が子どもの世界に入って、少し一緒に遊んでみましょう。それから切り替えて声かけするのもひとつの方法です。
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