子どもには、何事にもチャレンジするようになってほしいと思っています。でも、次男(3歳)は、あまり積極的ではありません。例えば、公園で遊んでいても、自分が怖いと思った遊具は、萎縮して自分だけでやろうとしません。「だっこして」と言ってきます。嫌がった遊具でも、家族みんなで応援して、自分でできたこともあります。でも「できた!楽しかった!」と喜んでいても、次は「もうしない」と言います。親としては「支えてるから大丈夫だよ」と言いながらサポートしていますが、嫌がっている子どもを無理にやらせていいのか心配です。
(お子さん5歳・3歳・7か月のママ・パパ)
(お子さん5歳・3歳・7か月のママ・パパ)
好きなことから少しずつ自信を広げていく
回答:岩立京子さん 研究者である以前に、ひとりの親として、私自身の子育てを思い出しました。長男は発達が遅い子で、まわりの子より多くのことができず自信を失っていました。例えば「すべり台、やる?」と聞くと「できない」、「じゃあ一緒に滑る?」と言っても「できない」となります。親として忍びない気持ちがありつつ、急がせるとだめになるかもしれないと思い、保育士の方に相談しながら、工夫したり試したりする日々でした。 少し時間をかけながらやっていってみてください。親が一緒にやってあげるのもいいですね。焦らないで少しずつが大事です。子どもが自信を失ってしまうと、なかなか挑戦しなくなってしまいます。お子さんの得意なところが、たくさんあるはずです。例えば、好きな遊具を中心にして多くの経験を重ねていくと、少しずつ自信が広がっていくと思います。
子どもが自分からやりたがるのを待つ
回答:由田新さん 人に言われた遊びはおもしろくないですよね。遊びは自分がやりたいと思ってやるものです。例えば、「大好きな友だちがやっている」「お兄ちゃんが遊具で遊んでいるところがかっこいい」「みんなで楽しそう」など、人を見て「やりたい」と思うこともあります。 無理に「やろう」と言わずに、「おもしろいね」「やるならどう?」ぐらいの感覚で接してみてはどうでしょう。自分から「じゃあ自分もやりたい」と言ってくれたらしめたものです。そのような気持ちの動きを待ってみましょう。
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