長男(2歳7か月)は、ごはんを自分で食べてくれません。いつも「食べさせて!」と言って聞かないんです。食べやすいようにひと口大にしたり、食器を変えたり、いろいろ工夫してみましたがうまくいきません。
でも、歯磨きや着替えなど、食事以外のことは自分でできます。食事も、幼稚園では自分で食べているようです。下の子の離乳食がはじまって、甘えているのかもしれません。今後、どのようにしていけばよいでしょうか?
(お子さん2歳7か月・7か月のママ)
でも、歯磨きや着替えなど、食事以外のことは自分でできます。食事も、幼稚園では自分で食べているようです。下の子の離乳食がはじまって、甘えているのかもしれません。今後、どのようにしていけばよいでしょうか?
(お子さん2歳7か月・7か月のママ)
あえてやらないことには理由がある
回答:岩立京子さん 子どもは、何かができるようになると、それを盛んにするようになるのですが、「あえてやらない、やってほしい」といった場合があります。それにはいくつかの理由があります。 まずは、愛着対象である「親にやってほしい」です。「パパはいや!ママがいい」という場合もありますね。 次に「欲求の発散」です。幼稚園という集団の中で頑張ったり緊張したりするので、家では欲求不満を満たしてもらおうとするわけです。 続いて、体調がすぐれない、機嫌が悪いときなどの「八つ当たり」です。 最後に「赤ちゃん返り」です。お子さんの場合は、下の子の離乳食がはじまって、いつもパパ・ママが丁寧に食べさせていて、「僕も食べさせてほしい」と思ったのかもしれません。
赤ちゃん返りには、どう向き合えばいいですか?
無理にさせると逆に赤ちゃん返りが強くなることも
回答:岩立京子さん 基本的には、より温かい関心を子どもに向ける、愛情をかけるのがよいでしょう。お子さんは、幼稚園で世界が広がっているところなので、時間の問題だとは思います。今は、甘えを受け止めて、食べさせてあげてもいいでしょう。子どもに無理をさせると、逆に赤ちゃん返りが強くなって長引く可能性があります。
何歳くらいまで、という目安はありますか?
子どもの様子をみながら、あまり拒否せず対応する
回答:岩立京子さん 個人差があるので目安は難しいですね。4~5歳でも、下の子と一緒に哺乳瓶で飲みたいという子もいます。まずは、拒否しないであげていると、多くの場合、こだわらないようになります。また、幼稚園などで世界を広げて、友だちと仲よくなって、こだわりがなくなることもあります。今は、「もうちょっと」ぐらいの気持ちで、子どもの様子をみながら、やってあげてもいいのではないかと思います。
食事を家族みんなの楽しい時間にする
回答:由田新さん 食事のときは、どうしても手のかかる下の子に気持ちがいきがちですが、家族みんなで一緒に食べることを大事にしてみましょう。幼稚園では「仲間と一緒に食べて楽しい」という雰囲気があるかもしれません。家でもみんながおいしそうに食べていれば、「自分も『食べない』なんて言わずに、食べようかな」と、楽しい食卓にしようと思うかもしれません。下の子のお世話で大変かもしれませんが、食事を楽しい時間にすることを考えてみてください。
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