「男の子らしさ・女の子らしさ」親はどのぐらい意識すればいいの?

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2022/07/30

出典:すくすく子育て[放送日]2022/07/30[再放送]2022/08/04

3人の女の子を育てています。長女(3歳)と次女(2歳)は洋服が大好きです。でも、最近になって私が選んだ服を「着たくない」と言うようになりました。私はかわいらしい服を選ぶことが多く、女の子らしさを求めていたのかもしれません。娘が選ぶのは、もっとカジュアルな服でした。
また、娘たちは車のおもちゃで遊んだり、電車を見るのが好きですが、「女の子なのに好きなんだね」と言ってよいものか、いろいろ考えてしまいストレスを感じるようになりました。私の世代では、男らしさ・女らしさが明確だったので、今後どのぐらい意識すればいいのか悩みます。
(お子さん3人のママ)

子どもたちが積み重ねる経験を否定しない

回答:岩室紳也さん

例えば、自分のパートナーはどんな人がいいのか、異性か同姓か、何に興味があるのか。それは人によって違い、その人自身が個性として生きていくには、ほかの人と比較できません。
子どもたちも、自分がどう生きたいか、どんな性的指向を持っているのか、どういう社会的役割を担うのか、そのような経験を徐々に積み重ねている過程なのです。それを否定するのではなく、自分や他人の性ときちんと向き合えるような社会を少しずつつくっていくことが大事だと思います。
性教育で、ジェンダーについてどのように考えていますか?

子どもの好きなものを認めることは子どもの自信につながる

回答:北山ひと美さん

ジェンダーは、子どもに改めて教えることではありません。時代や地域、まわりの環境により、自分の好みや、男らしさ・女らしさということが、日常生活の中で何かしらの影響を受けて、刷り込まれていくものです。
その中で、大好きなママ・パパが「いいよ」と認めてくれるかどうかは、とても大きなことです。子ども自身が、「これでいいんだ」と自信を持つことにつながります。そのようにジェンダーというものを考えてみてはどうでしょうか。

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