ステキッ!ことばのアイデア
■ジュースにな~れ!(草野 絵里子さん/長野県/2012年放送)
お茶が苦手な子どもが、喜んで飲んでくれるようになったアイデアです!
ポケットから魔法の粉を取り出すフリをして、コップに入れたお茶にふりかけながら「りんごジュースになーれ!」と魔法をかけます。
そうすると、子どもは「あま~い」と言いながら、お茶を飲んでくれるようになりました。
子どもの想像力でいろんな味のジュースが楽しめます。
2歳ぐらいの子どもに効果があります。
■だっこ充電!(眞田 好子さん/東京都/2013年放送)
幼稚園に行くときに、ぐずった子どもを勇気づけるアイデアです!
子どもが幼稚園に行きたくない!とぐずりだしたときに、しゃがんで子どもを抱きしめ、「幼稚園楽しんでおいで~」と指先を背中に押しあて、ぐりぐりし、「じゅーでん!」と言って指をパーに開きます。
まるで元気をからだに注入しているように、一気に手をひらいて背中を押してあげることがポイントです。
これを何度か繰り返すと、パワーが充電されたのか、泣かずに園に行けるようになりました。
■読み聞かせが静かに始められる合言葉(投稿者:坂本 健一さん/熊本県/2014年放送)
読み聞かせの際、子どもたちがざわついていて静かにしてくれない場合にオススメ!
読み聞かせを始める前に、子どもたちと一緒に手を上げて、大きな声で「1、2、3」と一緒に数えます。
そして、「4」を数えるとき、唇に人差し指をあて、静かに「シーッ」と言い、口を閉じます。
すると、子どもたちもその動きにつられて、静かに「シーッ」と言うため、驚くほど静かになります。
専門家からの一言
回答:榊原 洋一さん 4歳ぐらいまでの子どもは、周りの人がこうだと言うことをそのまま信じてくれます。 例えば、子どもとの遊びで、泥だんごを作った場合、2歳ぐらいの子どもに泥だんごを「食べるね」と言うと、「うん」とうなずきます。 しかし、4歳ぐらいの子どもは、「それは泥だから食べられないよ」と言うようになります。 ふりをしていることと本当のことの区別がつくようになるのです。 「ジュースにな~れ!」は、成長段階の子どもの特性をうまく生かしたアイデアですね。 また、抱きしめると、子どもの気持ちが落ち着いたり、気持ちが伝わるということが、万国共通でわかっています。 心理学的にも根拠がある素晴らしいアイデアです。
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