タブレットに集中してしまう… ことばの発達やコミュニケーション能力に影響はない?
息子(4歳)は、私が夕食の準備をはじめるとタブレットを見たがります。渡さないと準備ができないし、キッチンに来ていろいろしだすと危ないので、タブレットを渡してしまうことが多いです。パパは出張で家にいないことが多いので、家事に追われると、ついタブレットに頼ってしまいます。
でも、息子はタブレットに集中しすぎると、話しかけてもまともに返事をせず、会話にならないときもあります。以前は運動が大好きだったのですが、今はタブレットが見たいと言うようになり、「遊ぼう」と誘ってものってきません。ことばの発達や人とのコミュニケーションに影響が出ないか、とても心配です。
(お子さん4歳のママ)
でも、息子はタブレットに集中しすぎると、話しかけてもまともに返事をせず、会話にならないときもあります。以前は運動が大好きだったのですが、今はタブレットが見たいと言うようになり、「遊ぼう」と誘ってものってきません。ことばの発達や人とのコミュニケーションに影響が出ないか、とても心配です。
(お子さん4歳のママ)
3~5歳の子どもの平日のスクリーンタイムは平均で約2時間、ひとり使いも多い
回答:遠藤利彦さん 2021年に、所属する大学で子どものスクリーンタイムについてアンケート調査を行いました。約1600人の親に聞いたところ、3~5歳の子どもの平日のスクリーンタイムは、平均で2時間超でした。その中で、49.4%の子どもが1時間程度ひとりで視聴しています。全ての時間をひとりで視聴しているのは29.5%でした。多くの子どもが、ひとりで使っていることがわかってきています。
自発的な働きかけや会話の機会が減ることが影響することも
回答:遠藤利彦さん 子どもがひとりでスマホやタブレットを使い、映像や音などの情報をただ受け入れ続けていると、受け身になり、自分から働きかける機会が減ってしまいます。人との会話が減少するのであれば、コミュニケーションにも少し影響が出るかもしれません。 幼児期の心や脳は、自発的に働きかけ、冒険や探索して、何かを発見したり作ったりするような経験の中で、徐々に育っていくといわれています。また、友だちなどとの会話が、心や知性の発達に重要な働きをするともいわれています。 ずっと「ひとり使い」になってしまうと、そのような機会が減ってしまい、結果的にマイナスに影響してしまうことがあるかもしれません。少し気にかけておきましょう。
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