離乳食を食べる量が少なくて品数を増やせない。どうしたらいい
コロナ禍で自治体の離乳食教室などが中止になったため、本やネットを参考に離乳食を進めてきました。でも、6~7か月くらいから、スプーンや皿で遊んだりして、離乳食がなかなか進まなくなりました。ほとんど食べてくれない時期が1か月ほど続いて、新しい食材やアレルギーのあるもの、肉や魚もあまり試せていない状態です。
例えば卵は、「固ゆでの卵黄を少量から。徐々に増やして全部食べられるようになったら卵白に進む」と本に書いてありました。でも、息子は小食で、卵黄を丸ごと食べるのが難しく、卵白に進むのが遅くなってしまいそうで心配です。健診では「発育に問題はない」と言われましたが、食べられるものが増えないことが心配です。
(お子さん10か月のママ)
例えば卵は、「固ゆでの卵黄を少量から。徐々に増やして全部食べられるようになったら卵白に進む」と本に書いてありました。でも、息子は小食で、卵黄を丸ごと食べるのが難しく、卵白に進むのが遅くなってしまいそうで心配です。健診では「発育に問題はない」と言われましたが、食べられるものが増えないことが心配です。
(お子さん10か月のママ)
食物アレルギーに気をつけたい食材は、病院にかかれる時間に
回答:江田明日香さん 卵は食物アレルギーの頻度が高い食材で、しっかり加熱することがとても大事です。そのほか、乳製品や小麦も頻度が高いので気をつけましょう。こういった食物アレルギーに気をつけたい食材を初めて試すときは、もしもを考えて、かかりつけの病院が開いている時間帯だと安心ですね。野菜などの食物アレルギーの頻度が高くない食材は、比較的進めやすいと思います。
食物アレルギーのリスクを考慮して進め方を考える
回答:江田明日香さん 卵黄を丸ごと1個食べられないと卵白に進めないわけではありません。食物アレルギーのリスクの少ない子どもであれば、ある程度卵黄を進めた段階で、異常がないなら、しっかり火を通した卵白を試してもよいかと思います。 かゆみを伴う湿疹があるような、食物アレルギーのリスクが高い子どもは、必ず医師に相談して離乳食を進めるようにしましょう。
リスクが低い場合、離乳食を遅らせても食物アレルギー予防にならない
回答:江田明日香さん 食物アレルギーのリスクが低い子どもは、離乳食を遅らせても食物アレルギーの予防にはつながりません。早い時期から、さまざまな食材をバランスよく食べるほうが、予防効果が高いといわれています。
「自分で食べたい」を大事に
回答:江田明日香さん お子さんがスプーンを持ちたがるのは、自分で食べたいという意欲の表れだと思います。食べさせてもらうより、自分で食べることがすごく好きなのかもしれませんね。離乳期の子どもは、自分で食べる力を育てていく時期でもあります。例えば、スプーンを親が食べさせてあげる用と、子ども用を別に用意するなど、子どもが自分で食べられる環境にすれば、より食欲が育まれるかもしれません。
子どもが食べやすい長さ・やわらかさにする
回答:太田百合子さん 子どもが自分で手づかみ食べをするとき、食べものをグーで握って拳の中に入り込んでしまうと食べにくいので、少し手から出る4~5cmぐらいの長さにして、かじりやすくするといいでしょう。バナナぐらいの軟らかさまでゆでた、にんじんや大根の野菜スティックなどがいいと思います。キャベツの芯もコトコト煮ると甘みが出ておいしいですよ。
口に入れすぎて、のどを詰まらせないようにするには?
子どもの様子を見ながら食材を調整する
回答:太田百合子さん 最初は慣れなくて口の奥まで入れてしまうことがあるので、子どもから目を離さないことが大事です。子どもの食べる様子をみながら、カットする長さを調整しましょう。また、食材によっていろんな食感があるので、食材によっては手元でつぶしたり、細くしてあげるといいですね。
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