家の中での顔と外の顔が違うのは大丈夫?

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2021/10/23

出典:すくすく子育て[放送日]2021/10/23[再放送]2021/10/30

ひとりっ子の娘(3歳)は、家族にかわいがられて、家の中ではわがまま放題です。自分の希望がかなわないときは、泣いて叫んだり、まるで女王さま状態です。でも幼稚園では、人が変わったようにおとなしく、みんなの輪に入ろうとしません。同い年くらいの子とのコミュニケーションが少し苦手なのかもしれません。うまく友だちとの人間関係を築けていけないのではないかと心配です。
(お子さん3歳のママ)

3歳でわがままは健康的

回答:柴田愛子さん

2~3歳は、親が頭を抱えるぐらいにわがままで、プライドが高いですよね。それは、とても健康なことだと思います。VTRを見ると、お母さんも結構楽しそうにお子さんにつきあっているように見えましたし、それはそれでいいのかもしれませんね。

ひとりっ子は子どもを見慣れていない

回答:柴田愛子さん

家庭で大人だけに囲まれて育ったひとりっ子は、子どもを見慣れていません。そのためか、子どもたちの群れを見ると、緊張して後ずさりすることもあります。

子どもに慣れることで、大人よりも子どもに魅力を感じるようになる

回答:柴田愛子さん

幼稚園で静かになるのは、場をわきまえているためだと思います。他の子をじっと見て、「あの子はおもしろいな、あの子は何であんなことをしてるのかな」のように観察しているわけです。そして、家に帰ってくると、見てきた子のまねをしたりするのではないかと思います。
だんだん幼稚園の子どもたちに慣れていけば、「子どもってこういうものなんだ」とわかって、大人よりも子どもに魅力を感じるようになるでしょう。急ぐ必要はないと思います。

内と外、どちらも本当の姿

回答:遠藤利彦さん

ひとりっ子に限らず、家の内での様子と外での様子が違う子どもはたくさんいますね。どちらが本当で、どちらが嘘だと考えるのではく、どちらも「本当の姿」だと捉えるのが重要だと思います。

いろいろなきっかけで変わることがある

回答:柴田愛子さん

私自身も、家ではおしゃべりなのに、外では静かな子どもでした。幼稚園や保育園には行かなかったのですが、小学校の1~2年のときは何もしゃべらず、困ると泣くことしかできませんでした。小学校時代は、自分から手をあげたことは3回しかないくらいです。でも、中学2年のときに信用できると思える先生に出会って、少し窓が開いたんです。その後、高校生からは怖いもの知らずで、しゃべるようになりました。
振り返ると、自分が「さなぎ」だった思います。さなぎはじっとしているけど、中から外をじっくり観察しているわけです。先生や生徒の様子を十分に観察して、自分の機が熟したころに信頼できる人と出会うことで変わっていったと思います。お子さんの場合も、いろいろなきっかけで変わることがあります。永遠に続くことはないと思いますよ。

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