子どもの遊びと事故予防のバランスは?
二人の娘たちは、好奇心が旺盛です。先日、キャラクターのビニール袋がうれしかったようで、頭にかぶってしまい危ないところでした。そこで「帽子はかぶるもの~♪ 袋はものを入れるもの~♪」のように、子ども番組の歌の替え歌を作って、「袋はかぶるものじゃないよ」と教えました。
一方で、子どもは子どもらしく、活動的に遊んでほしいという思いもあります。想像力を育むためには、ものの用途を限定しないほうがいいのではないかとも思います。危ないことも、ケガもしてほしくないのですが、子どものどういう行動を止めればいいのでしょうか。
(お子さん3歳・1歳6か月のママ)
一方で、子どもは子どもらしく、活動的に遊んでほしいという思いもあります。想像力を育むためには、ものの用途を限定しないほうがいいのではないかとも思います。危ないことも、ケガもしてほしくないのですが、子どものどういう行動を止めればいいのでしょうか。
(お子さん3歳・1歳6か月のママ)
小さな事故は許容し、それを通じて学ぶ
回答:坂本昌彦さん 替え歌のアイデアは、とてもすばらしいですね。子どもにとって、遊びはとても大切です。遊びを通じて成長していきます。小さな事故は許容し、それを通じて子どもたちは学んでいきます。子どもの事故をゼロにするということではなく、後遺症を残すような大きなケガは防ぐ視点が大事だと思います。
安全対策をし過ぎると、子どもの危険回避能力が育まれないことはありますか?
安全対策をした環境で、子どもはよりアクティブになれる
回答:西田佳史さん よく「安全にし過ぎると、危険回避能力が育まれないのでは?」と聞かれることがありますが、私は全く逆だと考えています。安全対策を行った環境は、子どもが少しぐらい失敗しても大丈夫な環境でもあります。そのため、よりアクティブで健康的になれるのではないでしょうか。安全対策をしないと、「あれをやってはダメ」「これをやってはダメ」となってしまい、かえって子どもの危険回避能力が育まれないのではないかと思います。
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