大きくなる耳あかで聞こえも心配。このままで大丈夫?
娘が1歳10か月のころ、鼓膜の内側に水がたまる「滲出性中耳炎」と診断されたため、よく耳鼻科へ通院していました。
3歳になったころ、耳あかが大きくかたまってしまい、耳の穴が塞がれる「耳垢栓塞」と診断されました。このときは、耳あかをやわらかくする薬を使い、1週間ほどで自然に取れたのですが、半年後の診察で、再び大きくなっていたことがわかり、すぐに取ってもらいました。ですが、1か月もたたないうちに、また「耳垢栓塞」と診断されました。前回の処置が痛かったのか、娘は耳鼻科を嫌がるようになり、診察室でも暴れるので、しばらく様子を見ることに。3か月以上、そのままになっています。
最近では、よく耳を触ったり、声をかけても反応があまりないので、聞こえに影響があるのではないかと心配です。何度取っても大きくなる耳あかは、このままでいいのでしょうか?
(お子さん3歳10か月のママ)
3歳になったころ、耳あかが大きくかたまってしまい、耳の穴が塞がれる「耳垢栓塞」と診断されました。このときは、耳あかをやわらかくする薬を使い、1週間ほどで自然に取れたのですが、半年後の診察で、再び大きくなっていたことがわかり、すぐに取ってもらいました。ですが、1か月もたたないうちに、また「耳垢栓塞」と診断されました。前回の処置が痛かったのか、娘は耳鼻科を嫌がるようになり、診察室でも暴れるので、しばらく様子を見ることに。3か月以上、そのままになっています。
最近では、よく耳を触ったり、声をかけても反応があまりないので、聞こえに影響があるのではないかと心配です。何度取っても大きくなる耳あかは、このままでいいのでしょうか?
(お子さん3歳10か月のママ)
滲出性中耳炎が聞こえに影響することも
回答:守本倫子さん 耳あかがたびたびたまるのは、耳の中が傷ついている可能性があります。耳そうじのときに傷ついて、外耳道炎のようになっているかもしれません。 ただ、聞こえが影響しているのが耳あかだとは限りません。滲出性中耳炎になり、それが要因になっている場合も考えられます。 滲出性中耳炎は、かぜや急性中耳炎のあとなどに、鼓膜の内側の炎症が続き、浸出液という液体がたまってしまった状態です。熱や痛みはほとんどありませんが、放置すると難聴の原因になることがあります。
聞こえない状態が続くと言葉の遅れにつながる可能性も
回答:守本倫子さん 原因が耳あかや滲出性中耳炎であったとしても、聞こえに影響がある場合は、耳鼻科でみていただいたほうがよいでしょう。聞こえない状態が続くと、言葉の遅れにつながる可能性もあります。
耳鼻科を嫌がるので家でできることを調べて、少し前から生理食塩水の点耳を試しています。そのあと、いつもの耳鼻科が休診で、別の耳鼻科を受診したことがあって、耳がきれいだったのか特に処置はありませんでした。このまま生理食塩水の点耳を続けていいのでしょうか。
必ず耳鼻科医の指導と処方のもとで行う
回答:守本倫子さん 耳あかがかたくて取れない場合、生理食塩水や耳あかをやわらかくする点耳薬などを使った家庭でのケアを指導することもあります。自己判断だけだと、滲出性中耳炎などの病気が見落とされることもあるので、必ず耳鼻科を受診して、医師の指導と処方をもとにケアするようにしてください。
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