どうすれば子どもの「積極性」を伸ばしてあげられる?
わが子は積極性が強く、物怖じせずに自分の気持ちをはっきり主張できる性格なのですが、その性格が裏目に出て困ることもあります。例えば、外から家に帰らなければいけないとき、「帰りたくない」と激しく泣きながらだだをこねて主張することがあります。そのような場合は、強引に家に連れて帰ってしまうのですが、子どもの「積極性」という個性はどのように伸ばしてあげるといいのでしょうか?(2歳7か月の子を持つママより)
子どもの興味の視点を少し変える
回答:大豆生田 啓友さん 積極的で好奇心旺盛な子どもがだだをこねるような場合は、「あっちにワンワンがいるよ」というように、子どもの興味の視点を少し変えてみてはどうでしょうか。子どもの「積極性」に働きかけて誘導するといいと思います。 そうはいっても、「子どもがだだをこねても、家に連れて帰らないといけない場合」「子どもが自分の主張を押し通すあまり、他の人に迷惑をかける場合」のように、子どもの主張や行動を親が受け入れられない場合もあります。これは子どもを育てる上では当然起こりうることです。多少のことでは「個性」はつぶれないので、どうしても「ダメ」と伝えなくてはいけないときは、毅然と親も主張してください。
危ないことをする場合はしっかり伝える
回答:安梅 勅江さん 危ないことをしたり、人に迷惑をかけたり、子どもだけでは収拾がつかないようにならない限りは、子どもの主体性を尊重して、見守ってあげてください。 しかし、子どもが積極的すぎて、相手を困らせたり、危ないことをしたりする場合は、子どもの目を見て「ダメなことだ」ということをしっかりと伝えましょう。 子どもには経験の中から学ぶ力があります。親は「子どもが望めば手を差し伸べることができる」姿勢で見守りましょう。
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